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国立競技場にメッシ登場、ファン沸騰スーパープレー見せる! J王者・神戸はGK新井の活躍でインテル・マイアミとのPK戦制す

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FWリオネル・メッシ

[2.7 親善試合 神戸 0-0(PK4-3)インテル・マイアミ 国立]

 7日、Jリーグ王者のヴィッセル神戸インテル・マイアミ(MLS)の親善試合が国立競技場で行われ、0-0の末にPK戦へ。神戸が4-3で勝利した。インテル・マイアミのFWリオネル・メッシはベンチスタートも後半14分から途中出場した。

 神戸は新加入選手2人が先発。GKオビ・パウエル・オビンナ(←横浜FM)と古巣復帰のDF岩波拓也(←浦和)が加入後初スタメンとなった。4-2-3-1の布陣を敷き、GKはオビ、4バックは左からDF初瀬亮、DF本多勇喜、岩波、DF酒井高徳が並ぶ。ボランチはMF扇原貴宏とMF山口蛍。2列目は左からFWジェアン・パトリッキ、MF井出遥也、MF佐々木大樹。1トップはFW大迫勇也が入った。

 インテル・マイアミは4-3-3の布陣。GKはドレイク・カレンダー、4バックは左からDFジョルディ・アルバ、DFノア・アレン、DFトマス・アビレス、DFデアンドレ・イェドリン。アンカーにMFセルヒオ・ブスケツ、インサイドハーフにMFデヴィット・ルイズとMFグレゴレ。前線は左からMFロバート・テイラー、FWルイス・スアレス、MFジュリアン・グレッセルが起用された。

 序盤から神戸が攻め立てる。前半3分には大迫のパスを受けたパトリッキがPA右から折り返してチャンス創出。同15分には佐々木が右サイドから縦にパスを出し、酒井がクロスを上げる。大迫がワンタッチで触れるが、GKカレンダーのセーブに遭う。

 前半21分には思わぬアクシデント。大迫とブスケツが交錯し、ブスケツが足首を負傷。ブスケツはそのまま途中交代となり、ベンチに下がることなく、ロッカールームへと向かってしまった。

 前半はそのままスコアレスで折り返す。神戸はGKオビを下げ、GK新井章太(←千葉)が出場する。インテル・マイアミに交代はなかったが、メッシがウォーミングアップを開始。会場のファンは高まる期待に大きな声をあげた。

 神戸はインテル・マイアミのゴールを脅かし続けるが、波状攻撃は実を結ばない。すると後半14分に両チームともに交代カードを切る。インテル・マイアミはルイズに代わり、メッシが登場。スタジアムは大きな歓声に包まれた。神戸は3枚替え。扇原、本多、井出が下がり、MF井手口陽介、DF菊池流帆、FW宮代大聖が投入された。

 メッシ投入で勢いに乗るインテル・マイアミは後半27分、スアレスがPA内からオーバーヘッドキック。惜しくもゴール枠を捉えなかったが、会場のボルテージは最高潮となった。神戸は28分に佐々木とパトリッキを下げ、MF飯野七聖とMF汰木康也を出場させた。

 インテル・マイアミは後半30分にスアレスに代え、FWレオナルド・カンパーナが入る。直後には神戸がチャンス。汰木が左サイドからクロスを上げると、ファーサイドの酒井が鋭いシュートも相手GKにキャッチされた。

 後半34分、メッシが見せ場を作る。狭いエリアを抜け出し、PA左から得意の左足シュート。しかし、GK新井のスーパーセーブに阻まれる。メッシがこぼれ球で再びゴールを狙うが、無人のゴールに入るところを初瀬のクリアに防がれた。

 メッシ投入から拮抗した展開となるも、90分で両者得点を挙げることはできず。PK戦で神戸は大迫、宮代が成功も3人目の山口が失敗。4人目の汰木が決め切るが、5人目の初瀬も止められてしまう。

 しかしGK新井の活躍でインテル・マイアミも2人失敗。サドンデスの結果、6人目の飯野が決め、さらに新井がインテル・マイアミ6人目のグレゴレをセーブ。神戸が4-3でPK戦を制した。

(取材・文 石川祐介)
石川祐介
Text by 石川祐介

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