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メッシ不在に香港が激怒…インテル・マイアミが改めて謝罪

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FWリオネル・メッシ

 プレシーズンツアーを行うインテル・マイアミは、FWリオネル・メッシが香港での親善試合に出場できなかったことを謝罪した。『ESPN』が伝えている。

 8度もバロンドールに輝いたサッカー界のスーパースターは、今月4日の試合で香港に集まった4万人のファンの前でウォーミングアップすら行わなかった。日本で行われた試合の前日会見で、欠場の理由は怪我だったことをメッシ本人が話していた。7日に国立競技場で行われたヴィッセル神戸戦では、香港で欠場したFWルイス・スアレスが先発。メッシはベンチスタートだったが、後半15分からピッチに出ていた。

 クラブは香港ファンに謝罪。「最善を尽くしたが、FWリオネル・メッシとFWルイス・スアレスが日曜日の試合に出場できなかったことにみなさんが失望していることは理解している」と語る。「また、この決定が遅れたことで、香港のサポーターやイベントプロモーターのタトラー・アジアに不満が生じたことも認識している。負傷は残念ながら試合の一部であり、選手の健康が常に第一でなければならないことを表明する必要があると感じている」と理解を求めた。

 香港では観客から「払い戻し」の大合唱が起きた。さらに、香港政府も試合の主催者であるタトラー・アジアが資金削減に直面する可能性があると述べた。主要スポーツイベント委員会(MSEC)はこのイベントに1500万香港ドル(約2億8700万円)、会場には100万香港ドル(1900万円)の補助金を出していた。

 インテル・マイアミは、ファンが前向きであるならば改めて香港再訪を願っているという。「サッカーで選手が怪我をするのは誰のせいでもない。それは美しい試合の残酷な部分であり、今回の香港訪問に影響を与えた。さまざまな関係者に対する見出しや否定的な意見を目にし続ける中で、私たちはこの種のスポーツの傷の現実を改めて伝えなければならないと感じた」と伝えている。
ゲキサカ編集部
Text by ゲキサカ編集部

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