[2.11 リーグアン第21節 ロリアン 2-0 スタッド・ランス]

　スタッド・ランスは11日、敵地でリーグアン第21節のロリアン戦を行って0-2で敗れた。日本代表としてアジアカップに参加していたFW伊東純也とFW中村敬斗はこの試合から復帰し、いきなりの先発起用となった。

　前半14分、中村に決定機が訪れる。右からのクロスボールがファーサイドで待つ中村へ。左足で狙いすましたシュートはGKを通過してゴールに向かうも、カバーに入ったDFにゴールライン上で掻き出されて得点にはならなかった。同31分、カウンターで伊東がドリブルしながら持ち運ぶとMFローラン・アベルジェルに掴まれ、イエローカードを誘発。伊東に対してはアジア杯前も相手がファールをしてカードを受けるシーンが相次いでいて、復帰後も相手に脅威を与えている。

　試合はスコアレスで後半へ。伊東は守備でも持ち味を見せる。後半5分、スタッド・ランスはCKのチャンスから一気にカウンターでピンチを招く。FWモハメド・バンバがスルーパスに反応してGKと1対1になるかと思われたが、伊東が快足を飛ばしてパスカットして相手のチャンスの芽を摘んだ。スタッド・ランスの主将を務めるDFユニス・アブデルハミドは伊東を両手のハイタッチで称えた。

　後半23分、ゴール前の混戦でこぼれたボールを中村が拾ってシュートしたが、相手選手に当たったボールはGKの伸ばした手で防がれた。すると同25分、ロリアンは右サイドのクロスからM・バンバがヘディングシュートを決めて先制点を奪取。スタッド・ランスはここまでGKイェバン・ディウフが好セーブを連発していたが、牙城が崩された。M・バンバは加入後3試合連続でのゴールとなっている。

　失点直後の後半37分、中村がFWレダ・カドラとの交代でピッチを退く。それでも流れは変わらず、同42分にロリアンがMFティエムエ・バカヨコのゴールで突き放して万事休す。伊東はフル出場して終盤に決定的なクロスを供給するもゴールには至らなかった。スタッド・ランスは0-2で破れて2連敗となり、公式戦4試合勝利なしとなった。

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