beacon

[CL]ヒディンク、またも鬼門の準決勝で散る

このエントリーをはてなブックマークに追加
[5・6 欧州CL準決勝第2戦]
チェルシー 1-1(前半1-0)バルセロナ

※2戦合計1-1(AGでバルセロナが決勝進出)

 欧州CL準決勝は6日、第2戦のチェルシー(イングランド)-バルセロナ(スペイン)戦が行われ、後半ロスタイムの劇的な同点ゴールの結果、1-1の引き分けに終わった。この結果、2戦合計1-1、アウェーゴール数でバルセロナが上回り、3季ぶりの決勝進出を果たした。

 シーズン途中の2月11日にロシア代表との兼任でチェルシーの監督に就任したフース・ヒディンク監督。就任後は欧州CL決勝トーナメント1回戦でユベントス(イタリア)を破ると、準々決勝ではリバプール(イングランド)を破り3季連続の準決勝へチームを導いた。また、FA杯では決勝進出を果たすなど辣腕ぶりを発揮。今季の欧州CLでは、PSV(オランダ)を率いて欧州制覇を果たした1987-88シーズン以来の決勝進出を目指したが、自身の「鬼門」である準決勝でまたしても散ることとなった。

 ヒディンク監督は指導者として戦った大舞台の準決勝では、優勝したPSV時代を除いてことごとく敗退。98年W杯ではオランダ代表を率いてブラジルと準決勝を戦ったが、PK戦の末に敗退。4年後の02年W杯では、開催国の韓国代表監督して準決勝でドイツと対戦し、0-1の敗戦を喫した。さらに2004-05シーズンの欧州CLではPSVを率いて準決勝まで進出。しかし、アウェーゴールの差でミラン(イタリア)に敗退。そして記憶に新しいEURO2008、ロシア代表を率いて準決勝まで勝ち進んだが、スペインに0-3で敗れている。
 今回の敗退で、ビッグトーナメントでは実に5度目の準決勝敗退となってしまった。

(文 宝田雅樹)
▼関連リンク
勝敗クイズカルチョ
優勝予想カルチョ
CLページ
CLスターのカミワザを解説!!
試合記録

TOP