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得点王・イ・ドングッ3発で首位沈める:韓国Kリーグ第14節

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 韓国Kリーグは4日、第14節を行った。
 首位の光州尚武フェニックスと3位・全北現代モータースの上位対決は、全北が元韓国代表FWイ・ドングッのハットトリックの活躍により3-2で勝った。試合は開始直後の前半2分、光州がFWコ・スルギのゴールで先制。だが前半終盤から得点ランキング首位のイ・ドングッの得点力が爆発する。まずは43分に右足で同点ゴール。さらに後半5分に韓国代表MFハ・デソンのパスから右足で勝ち越し弾を決めると、22分にも韓国代表MFチェ・テウクのクロスから三度右足でゴールを破り、首位・光州を沈めた。

 光州が敗れたため、勝てば首位浮上のチャンスもあった2位・FCソウルはアウェーで釜山アイパークと引き分けた。前半37分に韓国代表MFキ・ソンヨンのクロスからアジルソンが挙げたゴールによりリードしていたソウルだが、後半ロスタイムに釜山DFイ・ガンジン(元東京V)に同点のヘディングシュートを決められ、2-2で引き分けた。

 4位の仁川ユナイテッドFCも試合終了直前の失点で勝ち点3獲得を逃した。済州ユナイテッドFCと対戦した仁川は前半41分、韓国代表FWユ・ビョンスが先制PK。後半1-2とされたがDFイム・ジョンヨンのゴールなどで再逆転に成功する。それでも後半ロスタイムに済州のFWヒカドに同点FKを叩き込まれ、3-3で引き分けた。

 慶南FCの元日本代表DF戸田和幸はACLに出場していた蔚山現代ホランイ戦に先発フル出場。前半15分に先制ゴールの起点となるなど活躍した。だが、チームは1-1で引き分けている。江原FCのMF大橋正博は足首の負傷の影響で浦項スティーラーズ戦を欠場。チームはACLで8強へ進出している相手に1-2で競り負けた。

その他の、Kリーグ第14節の試合結果は以下の通り
水原三星ブルーウィング 1-0 城南一和天馬
大田シチズン 1-0 全南ドラゴンズ

大邱FCは今節試合なし

7月4日時点の主な順位は以下の通り。()内は勝ち点、その後ろの数字は得失点差
1 光州尚武フェニックス(29)+11
2 全北現代モータース(27)+13
3 FCソウル (27)+9
4 仁川ユナイテッドFC (23)+4
5 江原FC(19)+3

(文 吉田太郎)

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