29日、欧州CL・グループEのフィオレンティーナ(イタリア)対リバプール(イングランド)の一戦が行われ、ホームのフィオレンティーナが2-0で勝利した。

　ジラルディーノが出場停止のビオラはアドリアン・ムトゥのワントップ、その下に右からマルコ・マルキオンニ、ステファン・ヨベティッチ、フアン・バルガスを配しての4-2-3-1。GKは前節リヨン戦でも敗れはたしたものの、随所で好守を見せた守護神セバスティアン・フレイ。
　対するリバプールも4-2-3-1。ワントップにフェルナンド・トーレス、その下に右からヨッシ・ベナユン、ディルク・カイト、ファビオ・アウレリオ、守備的な位置にスティーブン・ジェラード、ルーカス・レイバ、DFは右からグレン・ジョンソン、ジェイミー・キャラガー、マルティン・シュクルテル、エミリアーノ・インスア、GKペペ・レイナが入った。

　試合の主役はトーレスでもジェラードでもムトゥでもなく、ビッグクラブが興味を示すビオラの19歳ヨベティッチだった。ビオラのペースで進んだ前半28分、クリスティアーノ・ザネッティのスルーパスに抜け出したヨベティッチが最後はGKレイナとの1対1を制してゴールを決める。さらに37分にはバルガスのシュート性のクロスに反応したヨベティッチが追加点を決め、ビオラが前半で2点のリードを奪う。

　追うリバプールは後半に入ってようやくエンジンがかかってくる。後半開始直後には、左サイド深い位置からの切り返しからベナユンがシュート。その直後にもルーカスがヘディングシュートを放つなど決定機をつくるが、いずれもゴールを割れない。終盤にもジェラードがミドルシュートやFKでゴールを狙っていったが、どちらも枠を捉えることはできなかった。
　結局、試合は前半にヨベティッチがあげた2得点を守りきったビオラが2-0で勝利した。

　前節リヨンに敗れていたビオラは「大物撃破」で勝ち点3を獲得した。前節デプレツェニに勝利しているリバプールは勝ち点3のままとなっている。

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