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バラック、10年来の友だったエンケを語る

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 29日付ドイツビルド紙では、先日亡くなったGKロベルト・エンケの死についてのミヒャエル・バラックのインタビューを掲載している。

 バラックとエンケは13年もの付き合いがある。二人はユース時代に東ドイツのFCカール・ツァイス・イエナ(現大分の菊地直哉も一時所属した)でプレイしている。以下は大切な友人を亡くしたバラックのコメントである。
「僕が、そのニュースを聞いたのは宿泊先のホテル(代表戦を控えてチームで宿泊していた)だった。とても大きなショックだった。そこには沈黙だけが存在していた。そしてただ涙だけが流れるだけだった。チームにとって最悪のことで、大切な友人を亡くしてしまった。僕たちの誰一人も彼がそんな問題を抱えていることに気がつくことができずに、エンケを助けることができなかった。何も言ってくれなかったから…。人は誰でも弱い部分を持っているもの、でもそれを受け入れて生きていかないといけない。人生には、とても重要なことがある。しかしながら、サッカー選手である僕たちは、サッカーだけで精いっぱいになってしまう部分もある」

(文 福岡正高)

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