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ブラジル、オランダなど10カ国のW杯ユニお披露目。原材料は何とペットボトル!!

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 世界的スポーツメーカーのナイキは25日(日本時間26日)、前日に続きロンドンで会見を開き、ブラジル、オランダ、韓国など契約する計10カ国地域の南アフリカW杯用ユニホームを発表した。

 お披露目されたのはブラジル、オランダ、ポルトガル、韓国、米国、セルビア、スロベニア、オーストラリア、ニュージーランド、そしてナイキ社の関連会社となったアンブロによるイングランドの“W杯戦闘服”だ。

 モデルとしてブラジルはアレシャンドレ・パト、オランダはエドソン・ブラーフハイト、ポルトガルはナニ、韓国はイ・チョンヨン、米国はクリント・デンプシー、セルビアはネナド・ミリヤシュ、スロベニアはコーラン、オーストラリアはビンス・グレッラ、ニュージーランドはライアン・ネルセン、イングランドはジャーメイン・ジェナスが登壇。各国から集まったメディアの無数のカメラフラッシュ、スポットライトを浴びながら、スターたちがひと足早く“戦闘服”をまとい、凛々しい姿を披露した。

 今回、ブラジルはホームとアウェーが、それ以外の国はアウェー用だけが公開されたが、いずれもナイキらしい最先端のテクノロジーを駆使して、よりプレーしやすいものが誕生した。特に今回、重視されたのは軽量化と通気性、そして環境だ。

 現代のフィジカルコンタクトの激しいサッカースタイルを考慮してデザインされたうえ、ナイキドライフィットを進化させて、従来品より約13%の軽量化に成功。レーザーで両脇に約200個の細かな孔を開けて喚起ゾーンを作り、通気性もアップ。ショーツにもウエストバンドの下と背骨の基部にも喚起ゾーンが設けられている。これにより、軽くて、べたつかないユニホームが完成した。もちろん、各国のエンブレムなど伝統も取り入れられ、デザイン的にもカッコよく仕上がった。

 そして何といっても、驚きは素材だ。実はこれらのユニホームはペットボトルの再利用から生まれるポリエステルで作られている。それも100%、リサイクル素材で、換算するとシャツ1枚には最大で8本のペットボトルが使われているという。環境にも優しいユニホームだ。

 「選手のパフォーマンスを上げるため、あらゆる部分を改良しました。環境にも配慮ている。最高のものが出来上がった」とナイキの担当者。プロフェッショナル同士の戦いは、プレーだけでなく、ユニホームなどの“ちょっとした差”で左右される可能性がある。ナイキの新作ユニホームは軽く、ドライな状態がキープされるため、W杯のような心身ともにハードな大会にはぴったりだ。

 ゲキサカユーザーのみなさんは、これらを着て練習するもよし、ファッション性も優れているため、好きな国のユニホームを着て応援するのもアリだ。今後、ホーム版ユニホームも随時発表される予定。前日発表された新スパイク「ナイキ マーキュリアル ヴェイパー スーパーフライ II」とともに、ナイキが君のサッカーライフをさらに熱くする。

※ゲキサカでは近日、各国ユニホームの写真を最新PHOTONEWSで公開します。また読者の方に、ブラジル代表のレプリカユニホームを1枚、ポイント交換によりプレゼントする予定です。お楽しみに!!!

<写真>新ユニホームに身を包んだアレシャンドレ・パトら各国の代表選手たち

(取材・文 近藤安弘)

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