今年3月から急遽コートジボワール代表監督を務めることとなったスベン・ゴラン・エリクソン監督は1日、W杯南アフリカ大会を戦う同代表メンバー23人を発表した。

　ディディエ・ドログバ、サロモン・カルー、ヤヤ・トゥレ、コロ・トゥレら錚々たる名手たちの名前とともに、リストには元Jリーガーの名前が入っていた。06年～08年を柏レイソルで、08年には徳島ヴォルティスでプレーをしていたFWドゥンビア・セイドゥである。同国代表FWとして選ばれたのは4人。ドログバ、カルー、アルナ・ディンダン、そしてドゥンビアの4人で、マルセイユ所属のバカリ・コネを予備メンバーに押しのけての選出となった。

　ドゥンビアは08年にスイスのヤングボーイズに移籍。1年目の08-09シーズンにいきなり20得点でリーグ得点王の活躍を見せると、翌シーズンも得点王に輝く活躍を見せ、今夏から本田圭佑が所属するCSKAモスクワへの移籍が決まっている。
　コートジボワール代表としては08年に行われたキリン杯で(来日した選手が人数不足のこともあり)急遽コートジボワール代表に選ばれ10番をつけてデビュー。その後しばらく出番はなかったが、スイスでの活躍が目にとまり、09年11月には代表初ゴールをあげている。その後コンスタントに招集されるようになり、W杯出場メンバーを手にしたのである。

　“Jリーグ出身”FWが生まれ故郷と同じアフリカ大陸で行われるこのW杯でどのような活躍を見せるのか?　そのプレーに注目したい。

<写真>ヤングボーイズで得点王に輝いたドゥンビア。W杯後には本田とチームメイトになる可能性も

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