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カメルーン-デンマーク プレビュー

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[6.19 10年W杯GL・E組 ロフタス・バースフェルド]
※日本時間27:30開始

 10年W杯は19日に大会9日目を迎え、プレトリアのロフタス・バースフェルドでは日本と同じE組のカメルーンとデンマークが対戦する。

 カメルーンは初戦、エースのサミュエル・エトーが押さえ込まれ攻撃が沈滞、日本に0-1の敗戦を喫した。チームのムードは最悪で、いかに選手たちの気持ちを乗せるかが、鍵となるだろう。

 だが、一部報道では恒例の? 内紛が伝えられている。日本戦ではDFリゴベール・ソングやDFジェレミ・ヌジタップのベテランのほか、期待の若手であるMFアレクサンドル・ソングがスタメンから外れており、ポール・ルグエン監督に批判が集中。同じく途中出場だった背番号10のアチール・エマナは「監督にはデンマーク戦の先発を見直すようにアピールしたい」と話しているという。

 内紛が収まって結束するのか、このまま“自滅”するのか。勝利のポイントはその1点といえるだろう。いずれにせよ、持ち味の攻撃力をフルに発揮したい。

 対するデンマークは初戦のオランダに0-2で敗れたもの、志向するサッカーの完成度は高かった。何より怪我で出場が不安視されていたエースニクラス・ベントナーが先発。チームの軸が帰ってきたことで、攻撃に迫力が戻った。

 正直、オランダ戦は、相手が悪すぎたといえ、デンマークの場合、初戦の負けが尾を引くことはなさそう。また同じく怪我で出遅れていたヨン・ダール・トマソンダニエル・イェンセンといった実力者が試合出場にメドが立った模様。長時間は無理だが、切り札として起用できるならば心強い。まさに総力戦で必勝を狙っていく。

(文 近藤安弘)
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