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10人の豪州、ガーナの猛攻耐える

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[6・19 10年W杯GL・D組 ガーナ1-1オーストラリア ロイヤル・バフォケング]

 10年W杯は19日、ロイヤル・バフォケングでGL・D組第2戦のガーナ-オーストラリア戦が行われ、1-1の引き分けに終わった。

 ガーナは4-3-3システム。GKはリチャード・キングソン。DFラインは右からジョン・ペイントシルジョナサン・メンサーリー・アディ、ハンス・サルペイ。アンカーにアンソニー・アナンが入り、その前方にクワドゥオ・アサモアケビン・プリンス・ボアテングが並ぶ。3トップは右ウィングにプリンス・タゴエ、左ウィングにアンドレ・アイェウ、そしてワントップがアサモア・ジャンとなっている。初戦のCB、ジョン・メンサーイサーク・ボルサーを変えるという大胆な作戦に出た。

 一方のオーストラリアは、4-5-1システム。GKはマーク・シュウォーツァー、DFラインは右からルーク・ウィルクシャー、ルーカス・ニール、クレイグ・ムーア、デイビッド・カーニーが入った。中盤はWボランチがカール・バレリとジェイソン・カリーナ、2列目は右からブレット・エマートンブレット・ホルマンマーク・ブレシアーノが入り、1トップはハリー・キューウェルとなった。初戦からリチャード・ガルシア、スコット・チッパーフィールドが外れ、ビンス・グレッラは負傷、ティム・ケーヒルは出場停止でベンチには入らなかった。

 試合は前半11分、オーストラリアがゴール正面でFKを獲得すると、マーク・ブレシアーノが直接シュート。GKリチャード・キングソンがファンブルしたボールをブレット・ホルマンが詰めてオーストラリアが先制する。

 先制されたガーナも反撃を開始。前半24分、右サイドで粘ったアンドレ・アイェウがゴール前にグラウンダーのパス。ジョナサン・メンサーの強烈なシュートをハリー・キューウェルが手で防いだとして一発退場。ガーナはこの反則で得たPKをアサモア・ジャンが確実に決めて同点とし、前半を折り返した。

 後半に入ると、人数で勝るガーナが攻勢を仕掛けるが、決定機はオーストラリアに訪れる。同27分、途中出場のスコット・チッパーフィールドからゴール前でボールを受けたルーク・ウィルクシャーがGKと1対1に。シュートはキングソンの好セーブに阻まれ、こぼれ球を途中出場のジョシュア・ケネディがボレーで狙うもミートしなかった。

 その後はサリー・ムンタリを投入するなど、勝ち点3を目指してガーナが猛攻を仕掛けるが、最後の決定力を欠き得点を挙げられず。結局、GKマーク・シュウォーツァーを中心とするオーストラリア守備陣を崩せず、1-1のまま試合は終了した。

 この結果、勝ち点1を上乗せしたガーナは首位で23日に行われるドイツとの最終戦を迎える。一方のオーストラリアも決勝トーナメント進出の可能性を残したまま、同日のセルビアとの最終戦に臨むことになる。

<写真>白熱した試合はドローで終了
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(文 宝田雅樹)

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