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フランス-南アフリカ プレビュー

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 22日に行われる10年W杯A組最終戦、W杯史上初となる開催国のGL敗退の可能性がある南アフリカが、同じくGL敗退の危機に直面している前回準優勝のフランスと対戦する。

 今大会のフランスは「迷走」しているといっていいだろう。初戦のウルグアイ戦で引き分けると、第2戦ではこれまで負けたことのないメキシコに0-2の完敗。この試合ではエースのニコラ・アネルカレイモン・ドメネク監督を批判し、チームから追放される顛末となった。また、主将のパトリス・エブラが「チームに裏切り者がいる」と不信感を表し、フランク・リベリも自信を喪失。さらに中盤の要であるジェレミー・トゥラランが累積警告で出場停止とあっては、チームの空中分解に歯止めは効かないだろう。

 対する南アフリカだが、決勝トーナメント進出の可能性は、そのフランスより条件が厳しい。開幕戦で強豪メキシコに引き分けたまでは良いが、第2戦のウルグアイ戦では0-3の完敗。得失点差で大きなハンデを背負ったうえ、GKイトゥメレング・クーンとMFカギショ・ディクガコイの主力二人がフランス戦は出場停止。初の開催国のGL敗退というプレッシャーも相まって、非常に厳しい戦いが予想される。

 両チームともに、決勝トーナメント進出には勝利が必須条件。そのうえで、他会場で行われるメキシコ-ウルグアイ戦で大差の決着が必要とされる。仮に、この試合が引き分けで終われば、フランスと南アフリカの試合がどのような結果になろうとも、徒労に終わることとなる。

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(文 宝田雅樹)

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