26日に行われる決勝トーナメント1回戦、2大会ぶりの準々決勝進出を目指すアメリカと初の準々決勝進出を目指すガーナが対戦する。

　ランドン・ドノバンのロスタイムでの劇的な決勝ゴールで2大会ぶりの決勝トーナメント進出を果たしたアメリカ。今大会はGLで苦戦したものの、前評判通りの強さで勝ち進んできた。

　注目選手はドノバン。今大会はすでに2得点を挙げており、マン・オブ・ザ・マッチにも2度選ばれているなど好調を維持。アメリカの浮沈の鍵を握る存在だ。なお、ドノバンはこれまでW杯で4得点を記録しているが、これは同国史上最多記録となっている。

　対するガーナは2大会連続の決勝トーナメント進出。アフリカ勢で唯一、決勝トーナメントに進出しており、今大会は同大陸の希望の星となっている。

　注目選手はこれまで2得点を記録し、2度のマン・オブ・ザ・マッチに選ばれているアサモア・ジャン。ただし、チームとしては今大会、得点がギャンのPKによる2得点のみと得点力不足は明白。多くの決定機を創るのだが、ゴールを決め切れずに得点力不足に陥っている。また、アメリカ戦ではウィングのプリンス・タゴエが累積警告で出場停止となっている。

　なお、この両チームは前回大会の06年W杯GLでも対戦。当時は決勝トーナメント進出を懸けたGL3戦目での対戦で、ガーナが2-1の勝利を収めている。前述したドノバンやギャンを筆頭に、今回は双方、当時のメンバーが多く残っている。4年越しの再戦、果たして雪辱か、返り打ちか-

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(文　宝田雅樹)