11月28日にブラジル全国選手権セリエA=カンピオナート・ブラジレイロ第37節の試合がブラジル各地で行われた。

　首位に立つフルミネンセはアウェーでパルメイラスと対戦し、2-1で勝利した。試合は開始早々の3分にパルメイラスがデニーのゴールで先制。しかしフルミネンセは18分にカリーニョス、後半にもデコに代わって投入されたタルタが57分にゴールを決めて、2-1と逆転し、勝ち点を68に伸ばした。なお、この日のフルミネンセは前節で復帰したフレッジとエメルソンがコンビを組み、ワシントンに出番はなかった。
　前節2位に後退したコリンチャンスはホームにバスコ・ダ・ガマを迎え、2-0で撃破した。38分にブルーノ・セーザルが先制ゴールを決めると、57分にもダニーロの2試合連続弾で勝利を引き寄せ、勝ち点67で2位につけている。
　3位のクルゼイロはアウェーでフラメンゴに2-1で勝利し、勝ち点を66に伸ばした。試合は8分にフラメンゴが先制したが17分にロジェールのFK弾で同点に追い付くと、65分にチアゴが決めて逆転した。
　勝ち点差2内にひしめく上位3チームがぞれぞれ勝ち点3を上乗せしたことで、優勝争いは最終節までもつれ込むこととなった。

　なおブラジル全国選手権の最終節は12月5日。首位フルミネンセはホームでグアラニ(18位)と、2位コリンチャンスはアウェーでゴイアス(19位)と、3位クルゼイロはホームでパルメイラス(10位)と、クルゼイロ以外は下位に沈むチームと対戦する。今節の試合結果は以下の通り。

アトレチコ・ミネイロ3-1ゴイアス
アバイ3-2サントス
ボタフォゴ3-1グレミオ・プルデンテ
セアラ1-1アトレチコ・パラナエンセ
コリンチャンス2-0バスコ・ダ・ガマ
フラメンゴ1-2クルゼイロ
ゴイアニエンセ1-1サンパウロ
グアラニ0-3グレミオ
インテルナシオナル1-1ビトーリア
パルメイラス1-2フルミネンセ

■37節を終えての順位(数字は勝ち点)
1.フルミネンセ 68
2.コリンチャンス 67
3.クルゼイロ 66
4.グレミオ 60
5.ボタフォゴ 59
6.アトレチコ・パラナエンセ 57
7.サントス 55
8.インテルナシオナル 55
9.サンパウロ 52
10.パルメイラス 50
11.セアラ 47
12.バスコ・ダ・ガマ 46
13.アトレチコ・ミネイロ 45
14.アバイ 43
15.フラメンゴ 43
16.ゴイアニエンセ 41
17.ビトーリア 41
18.グアラニ 37●
19.ゴイアス 32●
20.グレミオ・プルデンテ 28●
※1～4位はコパ・リベルタドーレス出場、5～13位はコパ・スダメリカーナ出場、17～20位がセリエBに降格(●は降格決定)。

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