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[ブラジルL]ワシ→エメ連係弾でフルミネンセが26年ぶり優勝!!

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 12月2日と5日にブラジル全国選手権セリエA=カンピオナート・ブラジレイロは最終節となる第38節の試合がブラジル各地で行われた。

前節を終えてそれぞれ勝ち点差1ずつの首位フルミネンセ、2位コリンチャンス、3位クルゼイロの3チームに優勝の可能性が残っていた最終節は、フルミネンセがワシントンエメルソンの連係から決勝点をあげ、1-0でグレミオに勝利。リオデジャネイロ州選手権で30度の優勝を誇る名門が、1984年以来26年ぶり2度目の全国選手権制覇を成し遂げた。

グアラニ戦に臨んだフルミネンセはGKリカルド・ベルナ、DFグム、ジョリオ・セーザル、カルリーニョス、マリアーノ、元大宮アルディージャのMFレアンドロ・エウゼビオ、MFはチームの心臓とも言えるアルゼンチン人ダリオ・コンカ、エドウィン・バレンシア、ディギーニョ、FWはフレッジ、エメルソンというスタメン。ワシントンはベンチスタート、デコは欠場した。
試合は前半スコアレスで折り返すと、フルミネンセは55分、DFジュリオ・セーザルに代えてワシントンを投入。すると61分、左サイドで粘りを見せたカルリーニョスが深い位置からクロス。これをニアに入ったワシントンが相手DFと競り合いながら後方にすらすと、ゴール中央のエメルソンが左足ボレーで決めて先制ゴール! 結局これが決勝点となり、フルミネンセが1-0で勝利。昨季は残留争いを繰り広げていたフルミネンセは、ともに今季加入した二人の連係から生まれたゴールで26年ぶりの優勝をたぐり寄せた。

 なお、8日から開幕するクラブワールドカップ(FCWC2010)に出場するインテルナシオナルは7位でフィニッシュ。また、17位ビトーリア以下、グアラニ、ゴイアス、グレミオ・プルデンテは来季セリエB(2部)に降格する。そのほか、最終節の試合結果は以下の通り。

■12月2日
グレミオ・プルデンテ0-3インテルナシオナル
■12月5日
サンパウロ4-0アトレチコ・ミネイロ
ビトーリア0-0ゴイアニエンセ
ゴイアス1-1コリンチャンス
グレミオ3-0ボタフォゴ
クルゼイロ2-1パルメイラス
フルミネンセ1-0グアラニ
バスコ・ダ・ガマ2-0セアラ
サントス0-0フラメンゴ
アトレチコ・パラナエンセ1-0アバイ

■最終順位
1.フルミネンセ☆
2.クルゼイロ
3.コリンチャンス
4.グレミオ
5.アトレチコ・パラナエンセ
6.ボタフォゴ
7.インテルナシオナル
8.サントス
9.サンパウロ
10.パルメイラス
11.バスコ・ダ・ガマ
12.セアラ
13.アトレチコ・ミネイロ
14.フラメンゴ
15.アバイ
16.ゴイアニエンセ
17.ビトーリア●
18.グアラニ●
19.ゴイアス●
20.グレミオ・プルデンテ●
※●は降格

[写真]61分にエメルソンがゴール。ワシントン、フレッジらが祝福に駆けつける

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