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08年アジアMVP躍動!FCソウルが10年ぶりKリーグ制覇!!

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 FCソウルが10年ぶりに韓国Kリーグを制した。正規リーグを1位で終えたソウルは、1日と5日にホーム&アウェー戦で開催されたKリーグチャンピオンシップでプレーオフ勝者の済州ユナイテッド(正規リーグ2位)と対戦。アウェーでの第1戦を2-2で引き分けるとホームで開催された第2戦を2-1で勝ち、2戦合計4-3で2010年のKリーグの頂点に立った。ソウルのKリーグ優勝は安養LG時代の2000年以来10年ぶり。ソウルはKリーグカップとの2冠を達成した。

 第1戦、ホームの済州は前半26分、右サイドからドリブルで切れ込んだ元韓国代表FWペ・ギジョンのゴールで先制。さらに後半6分には韓国代表MFク・ジャチョルが自陣から出した縦パスを受けたブラジル人FWサントスが左足シュートをねじ込み2-0とした。
 だがソウルは後半13分、ミドルシュートのこぼれ球をセルビア人FWデヤンが押し込んで1点差とすると後半ロスタイム、08年のアジア年間最優秀選手であるウズベキスタン代表MFセルベル・ジェパロフの右クロスからMFキム・チウが右足で劇的な同点ゴール。2-2の引き分けへ持ち込んだ。

 そして運命の第2戦はソウルワールドカップ競技場に56,759人の大観衆を集めて行われた。前半25分にサントスに先制ゴールを許したソウルだったが、その直後に元韓国代表FWチョン・ジョグッが自ら獲得したPKを決めて同点に追いつく。そして後半27分、ジェパロフのラストパスをDFアディが頭で押し込み決勝点。済州は直後から負傷を抱えるク・ジャチョルを強行出場させて猛反撃を展開したが、ソウルが2-1で逃げ切った。

(文 吉田太郎)
韓国Kリーグ2010特集

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