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『テセ通信-次なる夢に向かって-』(vol.8=2月4日)

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『テセ通信-次なる夢に向かって-』
(vol.8=2月4日)
川崎Fからドイツ2部のボーフムに移籍した北朝鮮代表FW鄭大世選手のコラム『テセ通信-次なる夢に向かって-』がスタートしました。リーグ戦の奮戦記を中心に、鄭大世選手の“今”をお伝えします。お楽しみください。

●1月31日
アウクスブルク戦(ホーム)

 ドイツ2部のボーフムに所属する北朝鮮代表FW鄭大世は31日、日本代表MF細貝萌の加入したアウクスブルクと対戦。1-0で7連勝を飾り、3位に浮上した。細貝がベンチ外だったため“元Jリーガー対決”は実現しなかった。

 前節は途中出場で1得点1起点と活躍した鄭大世はスタメンを奪回。ゴールこそなかったが、2本のシュートを含む積極的なプレーを見せた。念願の1部昇格へ、大きな勝利に貢献した。

以下、鄭大世コメント

―途中交代でしたが、スタメンを奪回。勝利に貢献しました。
 この間の活躍からしてスタメンに復帰するのはある程度予想できてましたが、スタメンで出てみるとやはり、アジアカップからのコンディションの悪さを引きずっていて、まだ90分の試合は厳しい事を痛感しました。元から心拍数が上がりやすいので、いいコンディションを維持する事が難しいからなんですが、復帰してまだ20日しか経っていないので無理も無いです。少しずつ元のコンディションにもっていかないといけません☆

 試合内容もアジアカップでの試合内容とほとんど一緒で、チャンスを作る事ができずに前線で孤立する場面が多かったです。アジアカップでも、もしかして周りの選手がもっと巧かったら、なんて不覚にも考えがちだったんですが、これで答えが出た気がします。あの時もっと自分のコンディションがよければ間違いなくチームは上に進んだことでしょう。本当に責任を感じてます。


―7連勝でチームは3位浮上。昇格が見えてきました。
 僕の心の浮き沈みとは裏腹に、チームはついに昇格争いの混戦から少し抜け出しRelegation(入れ替え戦)の順位にきました。本当に前期の内容を振り返ると信じられません。このチームで昇格は正直、厳しいなということを人知れず感じていたからです。

 でもやはり自分を信じる事とチームを信じる事は大事ですね。自分たちの可能性を信じなかった自分が恥ずかしいです。チーム自体の雰囲気もその時とさほど変わりはありませんが、うまく行かないときの顔を真っ赤にして起こる監督の姿を久しくみてないのは寂しいきもします。笑


―ところで膝の具合はいかがですか?
 膝の調子は相変わらずだましだましやってます。冬に手術したかったけど、アジアカップがあったんでできず、今となっては後悔してます。やっておけばよかったと。今は練習後から寝るまでずっとアイシングをしてやってます。トレーニング中も痛くなるけど、できなくなるぎりぎりの痛みで我慢しながら練習をしています。

 夏のオフに手術をするとなると、今度は夏の移籍に関わってくるので困ったものです。 いつこの痛みから解放されるのやら。怪我知らずの僕がドイツに来てから怪我の連続で同時に3カ所は常に痛みと共にプレイしてます。

 今は右膝をかばってきたので左の前十字靭帯まで痛くなってきました。右肩も前期の看板に突っ込んだときから痛みが取れません。まぁ25歳を超えて折り返し地点を回ったあとは、こういうのは普通だと思うので、プロフェッショナルとして最高のケアをし続けます。


P・S
 今度、僕の応援ツアーができたので、たくさんの方に見に来ていただけたら光栄です! ドイツに来て、なかなかみんさんのお目にかかれない事が続いているので、安くはないと思いますが、是非いらっしゃいませ☆ こころよりおもてなしいたします☆ 最後に応募の仕方を書いているので、ぜひ、読んでください。

 ところで、長友のインテル移籍は本当に驚きました。といってもアジアカップの試合を見ていて、むしろそれほどは驚かなかったというのが正確かもしれません。1人だけ完全に別格の働きをしてましたから。日本にいるよりも世界に出た方が活躍しやすい典型的なタイプですね。
 動作の鈍いオーストラリアの試合なんて、相手を赤子同然に扱っていたのが印象的です。今は僕もそんなビッグクラブに移籍したいものです☆
 ただこっちでは、ほとんどその情報は選手同士で話しません。みんな香川の骨折が心配みたいでその話しばかりしてます。彼は前期あの若さでブンデスリーガを席巻してきて、前期MVPになりました。今は少し休むときなのかもしれません。心からお大事にといいたいです。


■鄭大世応援ツアー概要
▽期間
3月4日(金)~3月8日(火)
▽お一人様旅行代金
205000円(2名様1室ご利用時)
▽お問い合わせ
メールアドレス:tese_tour@yahoo.co.jp
FAX:03-5304-1977

↓詳細はブログより!

☆鄭大世ブログアドレス
http://ameblo.jp/jongtaese9/

(構成 近藤安弘)

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