インテル(イタリア)SB長友佑都が6日、ホームで行われた国内リーグ第28節ジェノア戦でリーグ戦初ゴールを記録。5-2の大勝に貢献した。

　この日は左SBにクリスティアン・キブが入ったため、長友は4試合ぶりのベンチスタート。そのインテルは前半40分にジェノアFWロドリゴ・パラシオにゴールを決められて先制を許すが、後半5分にFWジャンパオロ・パッツィーニがリーグ戦3試合ぶりのゴールを決めて試合を振り出しに戻した。

　さらに、同点直後の6分間でFWサミュエル・エトーが2ゴールを挙げてインテルがあっという間に2点のリードを奪うと、後半26分には途中出場のFWゴラン・パンデフが4点目を挙げてスコアを4-1とした。

　そして後半33分、長友がCBアンドレア・ラノッキアと交代で出場。キブがCBにポジションを移し、長友が左SBに入った。迎えた同39分、右サイドのSBマイコンがPA手前にクロスを上げると、MFフシン・ハルヤの落としからPA内に入り込んだ長友がDFに囲まれながらも反転して左足のシュート。ボールはゴールに突き刺さり、長友が待望のリーグ戦初ゴールを記録した。長友はその後、ベンチに駆け寄ってチームメイトと抱擁を交わすと、MFハビエル・サネッティに向けてお辞儀をするパフォーマンスを披露している。

　試合はその後、ジェノアが途中出場のFWマウロ・ボゼッリのゴールで1点返すが焼け石に水。インテルがリーグ戦4連勝を収め、勝ち点を56に伸ばして首位ミランと同5差の単独2位に浮上している。

[写真]リーグ戦初ゴールを決めた長友

(文 宝田雅樹)

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