beacon

中国CSL第1節、巻&楽山の深センは黒星発進

このエントリーをはてなブックマークに追加
 2011年の中国サッカー協会スーパーリーグが開幕。1日から3日に第1節が行われた。

 昨年優勝の山東魯能と昇格組の成都謝菲聯との一戦は3-3で引き分けた。山東は試合開始58秒にゴール前の混戦から中国代表FW韓鵬が左足で先制ゴール。11分に追いつかれた山東は前半ロスタイムにもMF王永珀が直接FKを決めるなど計3度のリードを奪ったが、いずれも追いつかれて勝ち点3獲得を逃した。

 昨年、過去最高のリーグ2位となった天津泰達は元日本代表監督のフィリップ・トルシエ氏が新監督に就任した深セン紅鑽と対戦し、1-0で勝った。天津は前半34分、右クロスをDFマルコ・ゾリッチがヘディングシュート。こぼれ球にいち早く反応したゾリッチが右足で決勝ゴールを押し込んだ。今季深センへ加入した元日本代表FW巻誠一郎とMF楽山孝志はともに先発出場。巻はオフサイドになったものの、右サイドからのラストパスを体ごとゴールへ押し込む場面もあった。巻は後半25分に途中交代し、楽山はフル出場した。

 その他、AFCチャンピオンズリーグ出場組では、杭州緑城が南昌衛源と対戦。杭州は前半14分、右クロスを昨年マジョルカ(スペイン)でプレーしていたウルグアイ人FWパウロ・ペッツォラーノが頭で合わせて先制すると、後半12分には左サイドからの折り返しをアルゼンチン人FWルイス・ラミレスが決めて2-0で勝った。

 上海申花はFWルイス・サルメロンの2ゴールと昨年のリーグ得点王、FWドゥビエル・リアスコスのゴールで3得点を奪いながらも青島のDFレオナルド(元モンテディオ山形)にゴールを許すなど3-3で引き分け。その他、元韓国代表MFチョ・ウォンヒや注目DF張琳梵、MF楊昊ら中国代表クラスの選手を大量に補強して注目集める広州恒大は後半2分、ゴール前の混戦からFWクレオが決勝ゴールを決め、大連実徳を1-0で下した。09年優勝の北京国安は江蘇舜天に2-0で快勝。長春亜泰は河南建業に1-0で、陝西人和は2-0で遼寧宏運をそれぞれ下している。

以下、第1節試合結果
山東魯能3-3成都謝菲聯
[山]韓鵬(1分)、王永珀(45分)、オビナ(67分)
[成]ブレンドン・サンタラブ(11、65分)、アダム・コバスニク(79分)

天津泰達1-0深セン紅鑽
[天]マルコ・ゾリッチ(34分)

杭州緑城2-0南昌衛源
[杭]パウロ・ペッツォラーノ(14分)、ルイス・ラミレス(57分)

上海申花3-3青島中能
[上]ルイス・サルメロン(5分、47分)、ドゥビエル・リアスコス(69分)
[青]エベル(38分)、レオナルド(57分)、鄒正(90分)

河南建業0-1長春亜泰
[長]王万鵬(86分)

広州恒大1-0大連実徳
[広]クレオ(47分)

江蘇舜天0-2北京国安
[北]王長慶(57分)、ジョエル・グリフィス(59分)

陝西人和2-0遼寧宏運
[陝]ウィルソン2(46分、57分)

(文 吉田太郎)
中国CSL2011特集

TOP