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Kリーグ第5節、ACL出場4チームはいずれもドロー

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 韓国Kリーグは9日と10日、第5節を行った。前節、10年ぶりとなる首位に立った大田シチズンはAFCチャンピオンズリーグ(ACL)出場中の済州ユナイテッドFCと対戦。大田は後半19分にFWハン・ジェウンが2枚目の警告を受けて退場してしまうアクシデントがあったものの、済州をシュート3本に抑えてスコアレスドローで首位を守った。

 大田と同じく3勝1分の2位・浦項スティーラーズは2度のリードを守りきれず首位奪取のチャンスを逃した。仁川ユナイテッドと対戦した浦項は前半4分、左サイドを突破したFWアサモアのラストパスをMFファン・ジンソンがゴールへ沈めて先制。1-1の後半開​​始直後にはファン・ジンソンが直接FKを決めて再びリードを奪った。だが仁川は後半38分、グラウンダーの右クロスを韓国代表のエースFWユ・ビョンスが頭で押し込み2-2の引き分けに持ち込んだ。

 ACL出場チーム同士の一戦となった全北現代モータース対水原三星ブルーウィングス戦は全北13本、水原8本のシュート実らず0-0で引き分け。同じくACL出場中のFCソウルは前半36分にMFコ・ヨハンのボレーシュートで先制したものの、後半28分に追いつかれ、釜山アイパークと引き分けた。

 昨年水戸でプレーしていたMF大橋正博が所属する江原FCは、後半ロスタイムに蔚山現代ホランイDFイ・ジェソンに決勝ゴールを献上して0-1で開幕5連敗。大橋は出場しなかった。そのほか、大邱FC対慶南FCは1-1の後半ロスタイム、GKのファウルで得たPKをMFソン・チャンホが決めて大邱が2-1で劇的な勝利。昨年のアジア王者・城南一和天馬対全南ドラゴンズ戦は0-0の引き分けに終わり、4試合連続ゴールで得点ランキング首位を走るFWキム・ジョンウ(元名古屋グランパス)擁する尚州尚武フェニックスと光州FCとの一戦もスコアレスドローに終わった。

第5節の試合結果は以下のとおり(記録はリーグ発表)

光州0-0尚州尚武
MOM:光州GKパク・ホジン

浦項2-2仁川
[浦]ファン・ジンソン2(4分、48分)
[仁]ティムル・カパーゼ(34分)、ユ・ビョンス(83分)
MOM:浦項MFファン・ジンソン

大邱2-1慶南
[大]キム・ヒョンソン(29分)、ソン・チャンホ(92分)
[慶]ユン・ビッカラム(84分)
MOM:大邱FWキム・ヒョンソン

蔚山1-0江原
[蔚]イ・ジェソン(93分)
MOM:蔚山DFイ・ジェソン

大田0-0済州
MOM:大田DFパク・チョンヘ

全北0-0水原
MOM:全北DFシム・ウヨン

釜山1-1ソウル
[釜]ヤン・ドンヒョン(73分)
[ソ]コ・ヨハン(36分)
MOM:釜山FWヤン・ドンヒョン

全南0-0城南
MOM:全南GKイ・ウンジェ

(文 吉田太郎)
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