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フル出場の宮市は連発ならずも、チームは10人の相手に快勝

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 足首の負傷を押して、フェイエノールトのFW宮市亮が6戦連続の先発フル出場を果たした。前節、2得点2アシストの活躍をみせただけに、2戦連発も期待されたが、この日は無得点。それでも幾度もチャンスを演出し、3-1の勝利に大きく貢献した。

 相手は格上の2位・PSVだったが、宮市が持ち前のスピードを活かして、サイドから決定機をつくった。前半15分には左サイドからドリブル突破。相手DFを置き去りにすると、絶妙なコースへクロスを上げた。FWリュック・カスタニョスのシュートはGKに阻まれたが、決定的なシーンに絡んだ。さらに後半36分には、ロングパスを絶妙なトラップで前へ落としてドリブルで仕掛けた。惜しくもGKとの距離が詰まり、シュートは阻まれたが見せ場をつくった。

 チームは前半27分にMFワイナルドゥムのゴールで先制。さらにリードで迎えた後半8分には、カステグノスがMFエンヘラールのファールを誘うと、このプレーでエンヘラールが一発退場。数的有利に立った。同15分には10人の相手に1点を返されて同点に追いつかれたが、同18分にはワイナルドゥムが追加点。この日、自身2点目のゴールで再びリードを奪った。そして、同34分には右クロスをカスタニョスが頭で押し込み、3-1。そのまま試合は終了し、フェイエノールトが3連勝を飾った。

 現在、10位のフェイエノールトは、5位から8位で行われるEL予選2回戦の出場権をかけたプレーオフへの進出をめざしている。今節では勝ち点1差で追う8位のユトレヒトも勝利したため、順位の入れ替えはならなかった。今季のリーグ戦は残り3試合。プレイオフ進出をかけて、落とせない試合が続く。

[写真]試合後、笑顔がこぼれる宮市

(文 片岡涼)

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