beacon

長友が最終節で10試合ぶりゴール!コッパ・イタリア決勝へ弾みの一発

このエントリーをはてなブックマークに追加

 インテルのDF長友佑都がリーグ戦10試合ぶりとなる今季2得点目を決めた。セリエA第38節が22日に行われ、すでに2位の確定しているインテルはホームでカターニアと対戦。FWパッツィーニの2得点と長友のダメ押しゴールで3-1と快勝し、ホーム13連勝でリーグ戦を締めくくった。カターニアのFW森本貴幸は3試合ぶりにベンチ入りしたが、5試合連続で出番がなく、今季はわずか12試合の出場に終わった。

 2-0の後半18分、PA内右でDFルシオからパスを受けた長友は右45度の角度から右足を振り抜く。豪快なシュートをゴール左上に突き刺し、試合を決定付けた。イタリア移籍後初ゴールとなった3月6日のジェノア戦(5-2)以来、77日ぶりとなる今季2得点目。ゴール後、ルシオから抱きかかえられると、ジェノア戦同様、DFサネッティと向かい合ってお辞儀するパフォーマンスも披露した。

 29日にパレルモとのイタリア杯(コッパ・イタリア)決勝を控えるインテルは、そのパレルモ戦でDFマイコンが出場停止となるため、この日は長友が右SBで先発。コッパ・イタリア決勝の“予行練習”となった一戦で積極的なオーバーラップからチャンスをつくるなど攻守に奮闘。自らゴールまで奪い、レオナルド監督の期待以上の働きを見せた。

 10-11シーズンの欧州リーグではMF香川真司の所属するドルトムントがブンデスリーガを制覇し、DF内田篤人の所属するシャルケ04もドイツ杯で優勝した。さらにこの日、MF本田圭佑を擁するCSKAモスクワもロシア杯を制覇。長友のコッパ・イタリアで日本人選手4つ目のタイトル獲得なるか。チェゼーナから始まり、今年1月にインテルへ電撃移籍を果たした長友の欧州挑戦1年目のシーズンを締めくくる一戦。今季無冠に終わるわけにはいかないチームのためにも、最後のタイトルで有終の美を飾る。

[写真]今季2得点目を決めたDF長友佑都がDFルシオに抱きかかえられる

(文 西山紘平)

TOP