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長谷部が臨時GKに…右SB、ボランチと一人3役もボルフスは今季4敗目

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 右SB、ボランチ、さらにはGKまで……。ボルフスブルクの日本代表MF長谷部誠は“一人3役”で奮闘したが、チームは1-3で敗れた。ブンデスリーガは17日、第6節2日目を行い、ボルフスブルクは敵地でホッフェンハイムと対戦。1-3で敗れ、早くも今季4敗目(2勝)となった。

 長谷部は右SBで6試合連続の先発出場。0-2で折り返した後半はボランチでプレーし、後半22分にMFデヤガのゴールで1点を返したが、同35分、まさかの展開が待っていた。GKヒッツが一発退場を命じられると、すでに3枚の交代枠を使い切っていたため、急きょ長谷部が“代役GK”を務めることになった。

 ヒッツの来ていた背番号35のGKユニフォームに袖を通し、GKグローブをはめてゴール前に立つ長谷部。後半38分には正確なロングフィードでチャンスを演出するシーンもあったが、同40分、最終ラインの乱れからMFフィルミーノに抜け出され、長谷部との1対1に。長谷部は前に出てコースを消そうとしたが、フィルミーノは冷静に長谷部の逆を突いてゴールに流し込んだ。

 1-3と決定的な3失点目を喫したボルフスブルクだが、長谷部は後半ロスタイムにクロスボールを落ち着いてキャッチするなど最後まで集中を切らすことなく、GKとしてプレー。前節のシャルケ04戦(2-1)に続く連勝はならず、早くも今季4敗目と厳しい状況が続くが、必死にゴール前からチームメイトを鼓舞し続けた長谷部の姿は必ず今後につながるはずだ。

[写真]退場したGKヒッツのユニフォームを着て終盤のゴールを守ったMF長谷部誠(右)

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