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長友、今季初のベンチスタート、キブの負傷で緊急出場も痛恨ミスで完敗

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 セリエAは1日、第6節1日目を行い、日本代表DF長友佑都の所属するインテルはホームでナポリと対戦した。前半41分にMFオビが退場。数的不利の戦いを強いられ、0-3の完敗を喫した。ハーフタイムに退席処分を受けたクラウディオ・ラニエリ監督は就任から公式戦2連勝中だったが、就任後初黒星となった。

 出番は突然やってきた。負傷の癒えたDFマイコンが右SBで今季初出場初先発。左SBは前節同様にDFキブが務め、長友は今季初のベンチスタートとなった。ところが、そのキブが負傷。前半43分、長友がピッチに入った。

 その直前のプレーで、オビがPA内でMFマッジョを倒したとしてPKを献上。イエローカードを受けたオビはこの試合2枚目で退場となった。PKの場面でキブは長友に交代。FWハムシクのキックは一度はGKジュリオ・セーザルが弾いたが、こぼれ球をDFカンパニャーロが押し込み、アウェーのナポリが先制した。

 主審の判定をめぐって熱くなるインテル。前半終了間際にMFサネッティ、ジュリオ・セーザルが立て続けに警告を受けると、前半終了後、控室へ下がる主審に激しく抗議したラニエリ監督が退席処分を受ける。1点ビハインドのうえ、数的不利。さらに指揮官不在で後半を戦うことになった。

 するとナポリは後半11分、FWマスカラの浮き球のスルーパスにマッジョが反応。長友は戻りながらマッジョの前に体を入れ、GKに任せようとしたが、マッジョが長友の背後から右足を伸ばしてボールをとらえる。シュートは前に出てきていたGKの頭上を越え、ゴールネットへ吸い込まれた。

 2-0とリードを広げたナポリは後半30分にFWラベッシのスルーパスからハムシクがダメ押しの3点目。欧州CLに出場するチーム同士の一戦は、アウェーのナポリが数的優位を生かし、3-0で快勝した。

 今季初の途中出場となった長友にとっては久々の左SBでのプレーだった。今後は日本に帰国し、6月のキリン杯以来の復帰を果たした日本代表に合流する。2失点目の対応は悔やまれるが、気持ちを切り替え、7日のベトナム戦、11日のW杯アジア3次予選・タジキスタン戦に臨む。

[写真]前半43分、PKのこぼれ球にいち早く詰めたDFカンパニャーロが先制点。DF長友佑都(右)はこの直前に途中出場


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