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長友:「この重圧をどうとらえるかで未来が変わる」

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失点に絡んでも気持ちを切り替え

 セリエA第26節で、インテルはカターニアと2-2で引き分けた。日本代表DF長友佑都は失点に絡んだが、そこを乗り越える精神の強さの重要性を強調している。

 インテルは19分、ダリオ・ゴメスに裏に入られ、長友もかわされてシュートを決められた。前半のうちに追加点を奪われるが、後半に2点を返して勝ち点1はつかんだ。以下は試合後の長友のコメント。

―1点目の失点に絡んでしまったが?
「僕もオフサイドかなと思ったが、その後の対応で失点に絡んでしまったことは申し訳ない気持ちでいる。その後、恐れずにプレーできたことは自分の精神状態を象徴していると思う」

「僕としては遅らせてカバーに来てもらってと考えていたが、遅らせるのももう少しうまくすればよかった。タイミングをずらされたというのはある」

―長旅が続くと、疲れもあるのでは?
「こういう日程はこれからも出てくるかもしれない。距離だったり日程は変わらない。あとは自分のメンタル状態が疲れを蓄積させたり、逆に癒したりできる。コントロールしたいなと思う」

―勝ち点1は転機になるか?
「後半のサッカーは気持ちが入っていた。一人ひとり気持ちを見せて、良いサッカーというか、気持ちがあるサッカーを見せられた。ロッカールームでも、これを続けていこうと話した。後半のような気持ちのこもったプレーをしていきたい」

―ビッグクラブで勝てない重圧は?
「この重圧、プレッシャーは、僕も感じたことがないくらいのもの。そんな中でも、どこかで楽しんでいる自分がいるというのは、メンタル的に成長したなと思う。今日みたいに失点に絡んでも、恐れることなく、ぶれることなくプレーできるようになったというのは、自分の中で成長していると感じる。こういう時こそ成長できるチャンス。ポジティブな思考を持って、日本で応援してくれる人もたくさんいるし、逆に心配している人もたくさんいるかもしれないが、そういう人たちに伝えたいのは、間違いなくもっともっと成長した姿を見せられるということ」

―街の人々からの重圧も?
「幸せな環境でやれている。このプレッシャーや重圧をどのように楽しむかが大事だと思う。とらえ方次第で変わってくる。これをネガティブにとらえるのか、ポジティブにとらえるのかで、これからの僕の未来が変わる」

―心身の疲れは?
「大事なのは、心と体のバランス。心が体を支えて、体が心を支えるバランスがある。それをうまく保ちたい」


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