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フィテッセですでに3得点1アシストのハーフナー「オランダをステップアップに」

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 4日のデフラーフスハップ戦で早くも移籍後3点目を決めたフィテッセ(オランダ)の日本代表FWハーフナー・マイク。今年1月に甲府から加入し、デビュー2戦目となった1月27日のPSV戦(1-3)で初ゴールを決めると、2月4日のNACブレダ戦(1-0)で初アシストを記録し、チームの2012年初勝利に貢献した。さらに2月19日のトゥエンテ戦(1-4)でも途中出場し1得点。加入後7試合に出場(うち先発3試合)し3得点1アシストと、確実に結果を残している。

 2010年、J2で20得点を量産し、得点王に輝くとともに甲府をJ1昇格に導いたハーフナーは昨季もJ1で得点ランキング2位の17得点を記録。ベストイレブンにも選出された。昨年9月には日本代表にも初選出され、10月11日のタジキスタン戦でA代表初ゴールを含む2得点。欧州移籍への道を切り開いた。成長著しい194cmの大型ストライカーがこれまでのキャリアを振り返り、新天地での決意を語った。

★インタビューを動画で視聴したい方はこちらでご覧ください(PC版ではご視聴いただけません)

―昨季はJ1で得点ランキング2位の17得点を記録し、日本代表にも定着しました。昨年を振り返ると?
「個人的にはよかったですけど、チームが降格してしまったので……。まあまあの年だったかなと思います」

―飛躍の1年だったと思いますが、自分の中で変化はありましたか?
「結婚して、子供が生まれたことが大きいですね。それが一番の馬力になりました」

―チームがJ2に降格した中でもこれだけ得点を決められた要因はどこにあると思いますか?
「みんながいつもいいところに(パスを)出してくれて、自分は押し込むだけという感じだったので」

―自分で持ち込んだり、周りをうまく使ってのゴールも目立ちましたが?
「ああいうチーム状況だったからこそ、みんなで助け合わないといけなかったし、その中で結果を残せたことはよかったですけど、やっぱりチームスポーツなので、降格したことが一番悔しいですね」

―ヘディングのイメージが強いですが、昨季の17得点は足で決めたゴールも多かったですよね?
「たぶん頭では6点ぐらいしか決めてないですね」

―足元もうまいと。
「まだまだ下手です(笑)。自信は全然ないです」

―オランダではより足元の技術も求められることになりますが?
「一番前にいる選手が攻撃の起点にならないと、チームも苦しいと思うので、そこで自分がしっかり成長できれば、絶対に自分のためにもなると思っています」

―頭と足ではどちらが自信ありますか?
「やっぱり頭ですね。A代表に入って、練習に参加してみると、周りがうますぎて、あらためて自分がどれだけ下手か分かりました(笑)」

―代表のFWには前田遼一選手や李忠成選手がいますが、彼らを見ても?
「2人とも本当にうまいです」

―でもヘディングは自分が一番?
「そうですね。そこは負けないですね」

―それぞれ特色があるということですね。
「みんな違うし、その中で自分の良さを出していければ、(代表に)定着もできるのかなと思います」

―オランダ移籍を決めた一番の決め手は何だったんですか?
「ヨーロッパでの一歩目という意味でオランダが一番いいかなと思ったのが理由ですね」

―オランダ人である両親の影響もありましたか?
「それはあまりなかったんですが、自分にはオランダの血しか入っていないですし、オランダのチームからオファーが来たというのは何かの縁かなとは感じました」

―オランダのサッカーのイメージはどうですか?
「基本的に4-3-3で、パスを回して、技術のレベルも高いと思います。海外にはオランダをステップアップにしてトップリーグに移籍している選手もたくさんいますし、自分もそれと同じようにいけたらいいなと思っています」

★インタビューの続きは動画でご覧ください(PC版ではご視聴いただけません)

(協力 ハーフナーマイクTV powered by みんなの放送)


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