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吉田、2戦連発今季5点目も一発退場…VVVはクラブ初の5連勝ならず

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 エールディビジは9日、第25節を行い、日本代表DF吉田麻也とFWカレン・ロバートの所属する16位・VVVは敵地で10位・ローダJCと対戦した。4連勝中のVVVは前半39分、吉田の2戦連発となるゴールで先制したが、後半に逆転を許すと、1-2の後半28分には吉田が一発退場。1-3の逆転負けを喫した。同じリンブルフ州を本拠地とするローダとのダービーマッチ。1903年のクラブ創設以来、史上初となる5連勝を目指したが、連勝は4で止まった。

 吉田とカレンが初のアベックゴールを決めた前節のNACブレダ戦(2-1)で1961年以来、51年ぶりとなる4連勝を飾ったVVVは、その勢いのまま序盤からチャンスをつくる。ボールポゼッションではホームのローダが上回るが、前半8分にはカウンターからスルーパスに抜け出したFWウチェがシュート。同16分にもFWビルドシュットの左クロスからウチェがオーバーヘッドで狙い、惜しくもポストを直撃した。

 そして前半39分、ゴールほぼ正面でのFKのチャンス。MFホラが直接狙うと、クロスバーに当たった跳ね返りに素早く反応した吉田が左足で押し込む。チームトップタイとなる今季5得点目を決めた吉田の2戦連発弾で均衡を破った。

 しかし、1点リードで折り返した後半はローダの猛攻を浴びる。後半6分、クリアミスのこぼれ球をFWマルキに蹴り込まれ、同点に追いつかれると、後半15分には逆襲から2失点目。連続失点で1-2と試合をひっくり返された。

 VVVは後半20分、MFリンセンと2戦連発中のカレンを同時投入。一気に2枚のカードを切り、勝負に出た。6試合連続の途中出場で右サイドに入ったカレンは後半25分、ドリブルで中に切れ込み、左足ミドルを狙うなど積極的なプレーを見せたが、流れを変えることはできない。

 すると後半28分、左CKからの競り合いで吉田がファウル。ローダMFドナルドが抗議しようと吉田の後方から近付くと、振り払うようにして振った吉田の左ひじがドナルドの顔面に当たる。この行為で主審は吉田にレッドカードを提示。一発退場となり、VVVは数的不利に立たされた。後半41分にはPKで決定的な3失点目。勝てば残留圏へ浮上する可能性もあった一戦だったが、1-3の悔しい逆転負けに終わった。


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