セリエAは24日、第29節2試合を行った。サン・シーロで行われた首位ミラン対ローマの一戦は、ミランが2-1で逆転勝利。首位をがっちりキープした。

　試合開始から多くのチャンスを作ったミランだったが、前半終了間際の44分、ローマが先制に成功する。MFダニエレ・デ・ロッシがグラウンダーのミドルシュートを放つと、ゴール前でFWパブロ・オスバルドがスライディングでコースを変えて、ゴールに流し込んだ。

　1点を先行されたミランは、後半さらに攻勢を強める。すると後半8分、MFマッシモ・アンブロジーニのシュートがエリア内でデ・ロッシのハンドを誘いPKを獲得。FWズラタン・イブラヒモビッチが難なく決めて同点に追いついた。

　お互い勝ち越し点を奪うべく激しい攻防を繰り広げたが、次の1点はミランが奪った。後半38分、カウンターからロングボールに反応したイブラヒモビッチがゴール前でGKと1対1に。イブラはボールを浮かせてGKをかわすと、そのボールを自ら頭で押しこんだ。

　このリードを守り切ったミランが2-1で勝利。これで4連勝となり、2位ユベントスとの勝ち点差が暫定で7まで広げた。一方、ローマの連勝は2でストップしている。

　もう1試合、パレルモ対ウディネーゼの一戦は、1-1のドローに終わっている。

ミラン 2-1 ローマ
[ミ]ズラタン・イブラヒモビッチ2(53分、83分)
[ロ]パブロ・オスバルド(44分)

パレルモ 1-1 ウディネーゼ
[パ]ファブリツィオ・ミッコリ(31分)
[ウ]ガブリエル・トルジェ(84分)

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