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25戦無敗の3連勝で連覇へ王手、香川「逆転勝ちするのは強さを示している」

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 ブンデスリーガは14日、第32節2日目を行い、MF香川真司の所属する首位・ドルトムントは敵地でDF内田篤人の所属するシャルケ04と対戦し、2-1の逆転勝利を収めた。香川、内田ともに先発出場を果たし、日本人対決が実現。勝利したドルトムントは、3連勝を飾ると連続無敗記録を25試合(20勝5分)に更新した。今季残り3試合となり、この後に試合が行われる2位バイエルンとの勝ち点差は暫定ながら9差となった。一方のシャルケは、前節のニュルンベルク戦(1-4)に続く連敗を喫した。

以下、試合後のコメント

●MF香川真司(ドルトムント)
―アウェーでのダービーマッチを終えて。
「メンタル、肉体、ここに持っていくのはほんと難しかった。コンディションも、モチベーションも難しかった。立ち上がりは難しかった。でもシャルケも間延びしていて、そういう雰囲気、お互いイージーなミスもあった。あっちの方がフィジカルを押し出して来たが、中身は上位対決らしくなかった。でも逆転勝ちするのは強さを示してる。勢いだけでないことを連続試合不敗があらわしている。よかった」

―ケールと、スボティッチが不在で迎えたが?
「それもそうだが、気持ちや集中力、疲れがあったなかで。グラウンドもグラウンドだったし、チームとして立ち上がりから行くぞって雰囲気じゃなかった。それも想定内ではあったが、1失点に抑えてすぐ追いついたのが後半につながった」

―MFギュンドガンにボールが集まり、香川選手のプレーが変わっている?
「まあ、そうですね。今日は試合内容よりミスが多かったし。グラウンドも難しい中で動きの量、質が上がらなかった。難しいなって考えてた。前半からフリーが多かったから、もっと出してくれたらチャンスになる自信はあった。ベストな状況に持っていけてなかった。しょうがない」

―後半は早めにパスがきたが?
「そこから前に行く力が自分になかった。受けられるチャンスはあったから来ると思ったが、受けてからやりたいことはできなかった」

―考えすぎた?
「余裕がなかった。簡単にしようって思ってた。こういう試合も経験として(ありだと思う)」

―個人的に納得いかなくても勝ってよかった?
「今日は内容より勝ちが重要だった。今日勝たないとバイエルンに勝った意味がなくなる。バイエルンに勝ててやりきった感が出ていた。モチベーションが難しかった。その中で勝ててほっとした。難しい中で勝ち切れてよかった」

―監督からの指示は?
「ほんとハーフタイムに想定内って言っていた。チームはしっかりと後半に切り替えてやった中でセットプレーからだが点が取れてよかった」

―失点のシーンではファルファンのシュートを頭で触ってた?
「球がぶれてて難しかったが、前にクリアしなきゃいけなかった。イージーなミスで申し訳ないが逆転できてほっとした」

(取材・文 了戒美子)

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