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プレミアリーグ第37節4日目:リバプールが大勝でFA杯決勝の借りを返す

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 プレミアリーグは8日、第37節4日目を行い、5日にFA杯決勝で対戦したばかりのリバプール対チェルシーの一戦が行なわれた。勝てば欧州CL出場権を獲得できる4位に入る可能性のあったチェルシーだが、ホーム最終戦でFA杯決勝のリベンジに燃えるリバプールに1-4と大敗し、6位でのリーグ戦終了が確定した。一方のリバプールは8位に順位を上げており、7位エバートンとの勝ち点差を1に詰めている。

 立ち上がり、最初のチャンスをつかんだのはチェルシーだった。前半17分、MFフローラン・マルダのCKからDFイバノビッチがヘディングでゴールを狙ったが、シュートは右ポストに嫌われる。このチャンスを逃すと、リバプールが一方的な試合展開を見せた。同19分にはFWルイス・スアレスが右サイドを突破し、ゴール前に折り返すと、戻ってきたMFエッシェンに当たってゴール。オウンゴールでリバプールが先制する。

 先制点から6分後、MFマキシ・ロドリゲスが縦パスを入れると、DFジョン・テリーが足を滑らせる。これによってボールを受けることができたMFジョーダン・ヘンダーソンがGKターンブルとの1対1を制して、2点目を挙げる。同29分にもリバプールは、CKをFWアンディ・キャロルが折り返したところをDFアッガーが決めて、3-0として一気に試合を決めてしまった。

 同35分にはリバプールからチェルシーに移籍したFWフェルナンド・トーレスが強烈なシュートを放ったが、クロスバーを叩き、得点は挙げられない。リバプールも前半のロスタイムにキャロルが倒されてPKを獲得。これを今季得点のないMFダウニングが蹴ったが、シュートをポストに当ててしまい、決定機を逃してしまう。

 後半も最初のチャンスをつくったのはチェルシーだった。マルダのFKからMFラミレスが得点を決めて1点を返した。反撃ムードのチェルシーの勢いを削いだのは、チェフの代わりに出場したGKターンブルだった。バックパスを左足で蹴ろうとしたが、ボールをミートできず。MFジョンジョ・シェルビーに渡してしまうと、無人のゴールに蹴り込まれ、4-1と再びリードを広げられた。

 後半28分にはチェルシーもラミレスのクロスから途中出場のFWロメル・ルカクがフリーでヘッドを放ったが、ボールはGKの正面に飛び、決定機を生かせない。このまま試合は終了し、リバプールが4-1で勝利。ホーム・アンリールドでようやくシーズン6勝目を挙げた。一方のチェルシーはプレミアリーグの順位が確定。19日のCL決勝で勝たなければ、来季の欧州CLには出場できないことになった。

リバプール 4-1 チェルシー
[リ]オウンゴール(19分)、ジョーダン・ヘンダーソン(25分)、ダニエル・アッガー(29分)、ジョンジョ・シェルビー(61分)
[チ]ラミレス(50分)

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