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ミラン退団のネスタ「イタリア、欧州は速過ぎる」

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 10日、ミランのDFアレッサンドロ・ネスタは、7月の契約満了をもってクラブを離れることを公式会見で明言した。02年にラツィオから加入して、10シーズンに渡ってミランでプレーした元イタリア代表DFには、ユベントスも興味を示していたが、アメリカのMLSでプレーすることが濃厚となった。

「イタリア、ヨーロッパのサッカーは、僕にとって速過ぎる。チームにとって重要な存在だと感じるのであれば、僕は家にいたいね」と36歳になったベテランDFは話し、「これまでのキャリアで多くのものを勝ち取った。でも、クラブ、チームメイトからリスペクトされなくなった今、僕が力になれるクラブで違う経験を積むことを決断した」とミランを退団する理由を説明した。

 ネスタはミランとともに多くのタイトルを獲得したが、その中でも特筆されるのは2度のセリエA制覇と、2度の欧州CL制覇だろう。

「最初のCL制覇は、このクラブでの最良の思い出だ。僕は落胆とともにミランを去る。というのも、手中にしていたはずのスクデット(リーグ優勝)を逃してしまったからね。今後のミランがどうなるのかは、正直、わからないよ。なぜなら夏には複数の選手がチームを去ることになるからね」

 彼自身の未来について聞かれると「まだ、何もサインしていないから、どこに行くかはわからないんだ。MLSでプレーするのは悪くないだろうね。でも、現時点ではそれ以外のオファーは届いていないよ」と将来が未決定であることを明かしている。

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