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[プレビュー]3大会連続で激突!ガーナの3連勝か、それともアメリカの雪辱なるか?

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[6.16 ブラジルW杯G組 ガーナ(日本時間17日7:00)アメリカ ナタル]

 北中米・カリブ海地区予選を堂々の1位で通過してきたアメリカ代表と、アフリカ地区最終予選でエジプトを2戦合計7-3でねじ伏せてきたガーナ代表。前回大会のROUND OF 16の再戦がグループリーグ初戦で実現した。前回大会の対戦ではFWケビン・プリンス・ボアテングのゴールでガーナが先制し、アメリカはFWランドン・ドノバンが同点PK。1-1の延長前半3分にFWアサモア・ジャンが決勝点を決めて2-1でガーナが勝った。アメリカは06年大会のグループリーグ最終戦でもガーナに1-2で敗れて行手を遮られているだけに、アメリカが今度こそ雪辱を果たすのか、それともガーナが三度勝利を収めるのか、注目が集まる。

 前回大会ベスト8のガーナは過去2回出場したW杯でいずれもグループリーグを突破。前回のW杯で3得点を挙げているジャンが今回も前線に君臨し、ユベントス(イタリア)のセリエA制覇に貢献したMFクワドゥオ・アサモアやトップ下での起用が有力なボアテング、MFマイケル・エッシェン、MFサリー・ムンタリのミラン(イタリア)コンビやMF*アンドレ・アイェウ(マルセイユ)と中盤にも実力者の名が並ぶ。期待の22歳FWアブドゥル・マジード・ワリスが10日の韓国戦で負傷したほか、ミランで出場機会に恵まれなかったエッシェンらがコンディションに不安を抱え、経験の浅いディフェンスラインも懸念されるが、韓国戦でアンドレ・アイェウの弟である22歳FWジョルダン・アイェウが3得点を決めるなど再び躍進するだけの陣容と期待を膨らませるニュースもある。

 一方、アメリカは代表の歴代最多得点・最多アシスト記録を持つドノバンがW杯メンバーから落選。代わりにバイエルン(ドイツ)所属の19歳MFユリアン・グリーンらを招集したユルゲン・クリンスマン監督のこの決断の成否が注目の的となっている。ともあれ、02年W杯日韓大会で準々決勝へ進出するなど、過去5大会で3度決勝トーナメントへ進出しているアメリカを侮ることはできない。11年のクリンスマン監督就任から導入された司令塔のMFマイケル・ブラッドリーを中心としたポゼッションや主将のFWクリント・デンプシーの飛び出し、両SBのオーバーラップを交えたサイドアタックなど攻撃は多彩。昨年6月に行われたドイツ戦では相手の主力が一部不在だったとはいえ4-3で勝利したほか、ゴールドカップを制し、W杯メンバー発表後のテストマッチもナイジェリアを2-1で下すなど3連勝で初戦を迎える。

 3大会連続の顔合わせとなったガーナ対アメリカ戦。優勝候補の一角であるドイツ、FWクリスティアーノ・ロナウド擁するポルトガルという前評判の高い2チームと同組に入っているだけに、この試合に勝って決勝トーナメントへの視界を広げたいところだ。

■FIFAランキング
ガーナ 37位
アメリカ 13位

■対戦成績
ガーナ 2勝

■テレビ中継
テレビ朝日系


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