次の相手は気にしない

　ブラジル代表は23日、ワールドカップ(W杯)・グループA最終節でカメルーン代表と対戦する。ルイス・フェリペ・スコラーリ監督は、目の前の試合に集中している。

　勝ち点4を稼ぎ首位のブラジルは、すでに敗退が決まっているカメルーンと対戦する。ベスト16進出はほぼ確実という状況だが、指揮官は決勝トーナメント1回戦の相手を考えていないようだ。

　22日の会見で、スコラーリ監督が次のように述べた。

「次の相手?　スペインがいいね。だが、彼らはもう敗退した。まずはグループステージ突破を決めることだ。次の相手を選ぶというのは間違いだと思うね。それは愚かなことであり、グループステージ突破のために戦わなければいけない。カメルーンをリスペクトしている。周囲は次の相手を選べると言うが、それはカメルーンに失礼だ」

「チームを変更をするつもりはない。初戦で出したチームを信頼している。これが我々のやり方だ。グループで一緒に戦うよ。試合の中で変更が必要なら、私は決断する。ここまでの我々のパフォーマンスには満足だ。まだコンフェデレーションズカップのレベルには達していないが、これはW杯だ。異なるものなんだよ」

　アルゼンチン代表はイラン代表との試合で苦戦したが、終了間際にFWリオネル・メッシの一撃が決まり、勝ち点3を獲得した。

「サッカーは変わった。アルゼンチン対イランを見てみよう。1人の選手による1つのスーパーシュートが違いになった。そして、ファンが違いになることもある。同じ道を進めば、我々は次のステージに進める。すでに少し前に進んでいるね」

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