beacon

[MVP of battle collection]父の命日に代表100キャップ…オランダFWカイトは劇的勝利に感涙

このエントリーをはてなブックマークに追加

 世界の頂点を目指し、「白か黒か」勝負を決する2014 FIFAワールドカップ ブラジルに向け、アディダスが開発した「バトルコレクション」は、シンプルかつ斬新な白黒のバトルグラフィックを採用。「プレデター インスティンクト」「アディゼロ f50」「ナイトロチャージ1.0」「パティーク11 コア」の4モデルの中から選手はそれぞれのプレースタイルに合わせ、最も自分に適したスパイクを着用する。そんな“バトルプレイヤー”の中から、その日最も活躍した選手を「MVP of battle collection」として選出する。

 試合終了の瞬間、ピッチに膝をつき、思わず頭を抱えた。そして天を仰ぎ、両手をかざす。天国の父に勝利を捧げたオランダ代表FWディルク・カイト(フェネルバフチェ)は必死に涙をこらえた。

「僕にとって特別な日なんだ」。ちょうど7年前の2007年6月29日、父親が長い闘病生活の末に亡くなった。父の命日に行われた決勝トーナメント1回戦は、カイト自身にとってもオランダ代表として史上7人目となる国際Aマッチ100試合出場の節目の一戦だった。

「代表100キャップに到達した7人目の選手になれたことも、こんな劇的な終わり方も信じられない」。後半3分に先制を許したオランダだが、大胆なシステム変更も功を奏し、終盤の逆転劇につなげる。後半43分にセットプレーから同点に追いつくと、後半アディショナルタイムに劇的な決勝PK。土壇場で試合をひっくり返し、準々決勝進出を決めた。

 不慣れな左のウイングバックで先発し、試合の中で右のウイングバック、右ウイングと3つのポジションをこなした33歳のベテランFWは『FIFA.com』のインタビューに「チームを誇りに思うし、チームスピリットを誇りに思う」とコメント。「最後の最後まで僕らは戦った。この結果を非常にうれしく思っているよ」と興奮冷めやらぬ様子だった。

▼カイトがブラジルW杯で着用する「バトルコレクション」の詳細はこちらから


★大会日程やTV放送、最新情報をチェック!!
2014W杯ブラジル大会特設ページ
★全64試合の公式ダイジェスト動画を配信!!
2014W杯ブラジル大会動画ページ

TOP