新たな気持ちでトーナメント突入

　フランス代表は30日、ワールドカップ(W杯)決勝トーナメント1回戦でナイジェリアと対戦する。グループステージで好調だったフランスだが、ディディエ・デシャン監督はまた異なる戦いだと語った。

　初戦でホンジュラスに3-0と快勝、2試合目でスイスから5得点を奪って大勝したフランス。ベスト16進出を確実にして臨んだエクアドル戦はスコアレスドローに終わったが、前評判を大きく上回る好発進ぶりを見せた。

　だが、デシャン監督はナイジェリア戦を前に、次のように話している。

「トーナメントに入り、気持ちはまた変わっている。生きるか死ぬかだ。13時(現地時間)キックオフには慣れていない。準備はしてきたよ。ナイジェリアの選手たちの方が慣れているかもしれないが、彼らも多くの選手が欧州でプレーしている」

「ナイジェリアはスイスとかなり異なるチームだ。だから戦術も変わる。ナイジェリアはフィジカルが非常に強く。とてもよく組織されており、守備が堅固だ。アタッカーにはスピードがある」

　ゴール量産よりも勝利が大事と強調するデシャン監督だが、雰囲気は良いとも認めている。

「フランスとコロンビアがここまでのベストチーム?　最高のサッカーというのは、効果的にプレーし、試合に勝つことだ。全員が大量ゴールを望んでいるが、最も大切なのは勝利だよ。そのためには良いパフォーマンスをしなければいけない」

「あらゆるシナリオに向けて準備しているよ。もちろん、90分で終わらないかもしれないが、今は90分に集中している。フランスの雰囲気は非常に良い。選手たちは満足しているし、楽しんでいる。勝ち続けている限り、全員が楽しむはずだ」

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