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U-20W杯で“奇跡のダンス”再現!? デュデク氏がメッセージ「真似してくれたらうれしい」

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リバプールで欧州制覇を経験したGKイェジー・デュデク氏

 今月下旬にポーランドで開幕するU-20ワールドカップを前に、元同国代表GKのイェジー・デュデク氏が国際サッカー連盟(FIFA)の公式サイトで特集されている。「ポーランドは美しく、そしてユニークだ」。そう語った守護神はリバプールを奇跡の欧州制覇に導いた“スパゲッティ・ダンス”にも言及した。

 1973年生まれのデュデク氏は元ポーランド代表の守護神。2004-05シーズン、リバプールをUEFAチャンピオンズリーグ制覇に導いた実績を持つ。決勝戦では0-3という絶望的なスコアから同点に追いつき、PK戦を制しての勝利。“イスタンブールの奇跡”として今も世界中のファンに語り継がれている。

 デュデク氏はそのPK戦で、ゆらゆらと手足を動かす“スパゲッティ・ダンス”を披露。相手キッカーを惑わすことで、シュート2本をストップしていた。「誰かが私の真似をするのを見かけたら本当にうれしいだろうね」。母国で行われるU-20W杯に向け、そんな期待を口にしている。

「ペナルティキックの間はゴールキーパーが優位に立つということは常々言ってきた。さらに自分自身を優位に立たせるためできることがあるならば、それをすることは理に適っているだろう。『デュデク・ダンス』は本当に私を助けてくれた。もしポーランドで誰かを助けることができれば、それはまた素晴らしいことだ」。

 もっとも、デュデク氏は「全てのゴールキーパーはそれぞれの性格、個性があるはずだ」と多様性を指摘。キャラクターや相手に合わせたパフォーマンスが重要だとも述べている。

 なお、デュデク氏はU-20W杯の決勝に来場予定とのこと。ファンに向けて「私はロッテルダム、リバプール、マドリードに住んできたし、世界のどこにでも住めたはず。だけど、今はどこに住んでいる? クラクフだ。ポーランドは美しく、ユニークな国だよ」と母国をPRしている。

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