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“クラブチームのような代表”W杯開催国カタールに伊紙が注目…アジアを知るザック氏が解説

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カタール代表

 カタールW杯の開幕が20日に迫る中、イタリア紙『コリエレ・デラ・セーラ』が18日、特集記事を組み、W杯初出場を果たす開催国のカタールに注目した。

 欧州のリーグ戦を中断して秋冬に開催する異例のカタールW杯。開幕が2日後に控える中、イタリア紙は「アカデミーから生まれたカタール代表」との見出しをつけ、開幕戦でエクアドルと対戦する開催国カタールにスポットライトを当てた。

 元バルセロナ下部組織の指導者フェリックス・サンチェス・バスが指揮を執るカタール。2004年に設立されたスポーツアカデミー、アスパイアを中心とした代表強化プロジェクトの成果が実を結び、2019年にはアジアカップ決勝で日本代表を下し、初優勝に輝いた。

 イタリア紙は、当時、開催国のUAE(アラブ首長国連邦)代表を率いて準決勝でカタールに敗れた元日本代表監督アルベルト・ザッケローニ氏の解説を紹介している。

「カタールは信じられない仕事をやってのけた。非常に高額な予算を投じて、技術や科学などあらゆる分野に関して最高峰の人材を確保したが、それに加えて非常に明確なアイディアも持っていた。カタールが行ったのは、“クラブチームのような代表チームを作る”という改革だ。選手たちは、少年の頃から(アカデミーで)一緒に過ごし、ピッチにおいて唯一無二の相互理解を深めている」

 また、2010年からアカデミーのプロジェクトに関わる元ラツィオのコーチ、バルテル・ディ・サルボ氏もカタールの成長を後押しした背景に言及。「アスパイアは代表のアカデミーであり、若手カタール人選手のためのカレッジだ。練習し、学び、週末にはクラブでプレーする。こうして1世代が成長し、競争力のあるチームになった」と説明している。

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