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試合終盤に韓国の逆転が掲示板で知らされる非情…スアレスら涙、ウルグアイ勝利もガーナとともにGL敗退

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[12.2 カタールW杯グループリーグH組 ガーナ0-2ウルグアイ]

 ワールドカップカタール大会のグループHで、ウルグアイ代表がガーナ代表に2-0で勝利した。しかし他会場で韓国代表がポルトガル代表に勝利したため、ウルグアイとガーナはともに敗退が決定した。

 グループHは第2戦を終えてポルトガルが2連勝で決勝トーナメント進出を決定。残す1枠をガーナ、ウルグアイ、韓国の3チームが争うことになった。最も可能性を持つ勝ち点3のガーナは勝てば自力で進出を決定。同1の韓国と同1のウルグアイは勝利が絶対条件となっていた。

 前半から動きの多い試合になった。まずは前半15分、ガーナはFWジョーダン・アイェウのドリブルからのシュートのこぼれ球にMFモハメド・クドゥスが反応すると、GKセルヒオ・ロシェと交錯しながら倒れる。

 主審はファウルなしと判断したが、VARが介入。オン・フィールド・レビューを経ると、主審はガーナにPKを指示。ウルグアイの選手たちも猛抗議したが、覆ることはない。

 12年前のベスト8での対戦でもPKの因縁があった両チーム。今回も同じようにガーナにPKが与えられたが、ウルグアイは守護神ロシェがMFアンドレ・アイェウのPKを見事にストップ。12年前と同じように、ガーナに得点が入ることはなかった。

 すると流れは一気にウルグアイに傾く。前半23分に抜け出したFWダルウィン・ヌニェスが放った絶妙なループシュートはゴール直前でDFモハメド・サリスにクリアされてしまったが、同26分、中盤でボールを奪ってカウンターを発動すると、FWルイス・スアレスのシュートのこぼれ球にMFジョルジアン・デ・アラスカエタが詰めて、先制点を決める。

 さらに前半32分にもスアレスの浮き球パスからアラスカエタがダイレクトで流し込み、あっという間にリードを2点に広げる。アディショナルタイムが8分取られる長い前半となったが、ウルグアイが2点のリードを持って折り返した。

 後半もお互いに攻め合う面白い展開となる。後半13分にはウルグアイはエリア内に入ったヌニェスがDFダニエル・アマーティに止められる。主審は再びファウルなしと判断したが、VARが介入い、オン・フィールド・レビューが行われた。しかし今回はノーファウルと判定が下った。

 試合は2-0のまま終盤に突入。あとは他会場、韓国の結果次第となるが、後半40分ごろにスタジアムの電光掲示板に韓国が2-1でリードを奪ったことが伝えられる。その瞬間にウルグアイの選手たちが状況を把握。このままだと総得点数で下回るウルグアイの敗退が決まるために、ベンチに下がったスアレスらは早くも目に涙を浮かべる。

 ただあと1点取れば得失点差で上回ることが出来るため、1点取れば勝ち上がりを決めることが出来る。後半のアディショナルタイムも8分。同2分にエリア内に入ったFWエディンソン・カバーニが倒されたかに見えたが、笛も鳴ることなく、VARの介入もなし。その後もGKローレンス・アティ・ジギの好セーブに遭うなど、1点が取れなかった。

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