カタールW杯準々決勝のアルゼンチン代表戦を前に、オランダ代表のルイス・ファン・ハール監督が会見に出席した。

　マンチェスター・ユナイテッド時代に指揮した対戦相手のMFアンヘル・ディ・マリアは、過去にファン・ハール氏を「キャリアで最悪の監督」と批判。記者からこの点について質問が飛んだが、本人はユーモアを交えたコメントで返したことを、カタール『beIN・スポーツ』などが報じている。

　ファン・ハール氏は、「本当に良い選手だ」とディ・マリアを評価すると、「私にそんなことを言う選手はとても少ない。大抵は逆のことを言ってくれる」と語った。そして、一緒に登壇したFWメンフィス・デパイに触れ、「私の隣には、ある選手がいる。メンフィス・デパイだ。彼もマンチェスター・Uでプレーしていたが、今では口と口を合わせてキスできるよ。やるつもりはないけどね」とコメントし、笑いを誘った。

　そして指揮官は、「みんな笑っているけれど、私はFAカップ決勝でメンフィスをメンバーに入れなかった」と語り、状況によって選手と監督の関係性は変化するものだと伝えている。

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