国際サッカー連盟(FIFA)は17日、U-20ワールドカップの開催国をアルゼンチンにすることを発表した。

　インドネシア開催で進められていた今大会だが、イスラエルの出場が決まったことで、イスラム教徒が多くいるインドネシア国内では開催に反発する声が増加した。3月末の組み合わせ抽選会は急きょ中止。FIFAは3月29日、インドネシアでの開催を撤回する異例の発表をしていた。

　5月開幕まで時間が限りなく少ない中、アルゼンチンが早くから立候補。FIFAは先週までに現地での視察を行い、正式にアルゼンチン開催が決定となった。U-20南米選手権敗退で出場権を逃していたアルゼンチンは、開催国として出場が決定している。

　大会日程は変わらず5月20日に開幕し、6月11日まで実施。4月21日にはスイスのチューリッヒでグループリーグの組み合わせ抽選会が行われる。

　冨樫剛一監督が率いるU-20日本代表は、3月のU20アジアカップでベスト4入りを果たし、今大会出場権を掴んでいる。新型コロナ禍で21年大会は中止。4年越しの開催となる今大会での躍進に期待が懸かる。

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