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波紋呼ぶ“強引キス”に厳罰か…FIFAが女子W杯で問題行動のスペイン連盟会長を処分へ

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ルイス・ルビアレス会長

 国際サッカー連盟(FIFA)は24日、女子ワールドカップ決勝後のセレモニーでスペインサッカー連盟(RFEF)のルイス・ルビアレス会長がFWジェニファー・エルモソの唇にキスをした問題について、懲戒手続きを開始したことを発表した。英『BBC』が伝えている。

 スペイン女子代表の初優勝で終えた女子W杯だが、表彰式で問題が起きた。スペインの選手たちがメダルを受け取って表彰台に向かう中、プレゼンターとして参列したルビアレス会長はエルモソを抱擁。その後、エルモソの顔を押さえながら唇にキスをした。SNS上にその瞬間の動画が上がると、一気に炎上していた。

 スペイン『マルカ』の報道では、ルビアレス会長は25日にも辞任を発表する予定。すでに周囲にはその旨を伝えているという。

 スペインサッカー専門家のギエム・バラゲ氏は24日、自身のSNSアカウントで「ルビアレスは明日辞任する。選手、政府、FIFA、連盟の予選に依存する地元組織の支援さえ失った」と投稿。「いったい何が起こったのか。次のステップはスペイン国民全員が振り返ることだ」と伝えている。

 FIFAはルビアレス会長の行動が「攻撃的な行為とフェアプレーに関する規律規定第13条」の違反に該当するか検討する予定。その結果次第では、会長職辞任だけに収まらず、さらなる厳罰が下る可能性もある。


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ゲキサカ編集部
Text by ゲキサカ編集部

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