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[Y☆voice197]青森山田MF椎名政志「兄貴が準優勝だったので優勝を残せられば、越えられたと言える」

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 高校年代の注目選手にその時どきの課題や目標について聞く連載企画「Youth star voice」。第197回目は青森山田高(青森)のMF椎名政志主将(3年)です。
 
 09年前の全国高校選手権で準優勝した時の主将を務めた兄と同じく主将として北の名門を引っ張る注目MF。その高校最終学年に懸ける思いとは?(取材日:7月30日)

―(30日の)帝京長岡戦は3-0で勝利
「前半とかほとんど相手のペースで進んでしまって、連戦ということもあって足も思うように動かなかったんですけど、後ろがゼロで踏ん張ってくれてたまたま1点入って、そこから少しずつできるようになってきたと思います」

―立ち上がりは相手が勢いづいていた
「相手が緒戦ということもあって勢いに乗ってくると思っていた。先に自分達から走り出そうと思っていたんですけど、思っていた以上に足が動かなくて流れをつかまれてしまいました」

―隙を逃さずにセットプレーから点を取った
「セットプレーは今年の武器なので、ゼロで何とか凌いで後ろはゼロのプランを持っていた。その中で隙あれば、セットプレーやカウンターから狙う。きょうは後ろが頑張ってくれたと思います」

―後半は大分持ち直した
「あんなキツイ中で気持ちを強く持たなかったら厳しい。暑さとか緊張とかある中で自分達のサッカーができるかと言ったら、厳しいところもあると思うんですけど、そこで気持ちを強く持って流れが悪くても頭は冷静にということを話しました」

―春先にはコンディションを落としていたようだが
「ずっと悩んでいる時期が長くて、頑張っても結果がなかなか出なかった時期があったんですけど、まずは今大会いい結果を出すこと。何も結果が出なくてずっと自信のないプレーが続いていた。何か一つ結果残して自信を持っていきたい」

―悩んだ部分は
「思い切ったプレーができないときがあって、凄い波があった。自分的にはメンタル面のところに波があるかなと思っている」

―お兄さんと比較されることが多いと思うが、それ以上の結果を残すこと
「プレッシャーは1年生の時から慣れている。やっと10番とか重いものに慣れてきた感じがある。今回のインターハイ、選手権の中で日本一取ることができれば。入学当初から兄貴と比較されてきた。兄貴が準優勝だったので優勝を残せれば、越えられたと言えると思う」

(取材・文 吉田太郎)

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連載:「Youth star voice」

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