[プレミアリーグEAST]菅嶋ハットの東京Vユースは青森山田高に4発快勝、3年生が勇姿
[12.8 高円宮杯プレミアリーグEAST第18節 東京Vユース4-1青森山田高 ヴェルディG]
高校年代最高峰のリーグ戦、高円宮杯U-18サッカーリーグ2013 プレミアリーグEASTは8日に最終節を行った。東京ヴェルディユース(東京)はU-18日本代表候補FW菅嶋弘希のハットトリックの活躍もあり、青森山田高(青森山田)に4-1で快勝した。既にJユース杯では敗退している東京Vユースの3年生にとって、今節が引退試合。故障中のGK長谷川洸を除く3年生の全10人が先発し、4発完勝で有終の美を飾った。
この日の東京Vユースは既にプロ契約を結び、今季のJリーグで6試合に出場したU-18日本代表FW高木大輔が先発出場。今季は始動からトップチームに帯同していた高木にとって、今節が今季のユース公式戦で最初で最後の試合となった。また来季のトップ昇格が決まっている菅嶋、MF澤井直人、MF安西幸輝、DF畠中槙之輔も揃って先発した。下級生では唯一DF小田島怜(2年)が先発に名を連ねた。
試合後、冨樫剛一監督が「開始5分で誰か倒れるんじゃないかと思うくらいだった」と振り返った通り、東京Vユースは序盤から熱く気迫のこもったプレーをみせた。まずは前半11分に主将の安西が先制点。澤井のパスに合わせ、ゴール正面へ走り込むと左足ダイレクトでミドルシュートを叩き込んだ。
前半22分には右サイドを押し込まれると、FW辛島昌幸にシュートを決められ、1-1に追いつかれる。それでも、そこから菅嶋がハットトリックの活躍。失点から6分後の前半28分、高木の右クロスにゴール正面へ詰めていた菅嶋がダイレクトで合わせ、2-1と勝ち越しに成功。同37分には澤井が左クロスを入れると、ファーサイドの菅嶋がワントラップから右足シュートをゴール左隅へ流し込んだ。3-1と差を広げ、前半を折り返した。
さらに後半16分にはカウンターからダメ押しの4点目。DF品田賢祐の左クロスを相手GKがこぼすと、ゴール前へ詰めていた菅嶋が押し込んだ。故障明けのFWが圧巻のハットトリック。4-1と試合を決定づけた。
後半30分過ぎからは、立て続けに高木がみせる。「ラスト15分は足がつりかけていた」というが、それを感じさせない運動量と気持ち溢れるプレーでゴールを目指す。チームメイトたちも久しぶりに共にプレーする高木へボールを集めた。後半30分には後方からのパスを受け、右足シュート。しかしGKに止められた。同35分にはドリブルで仕掛けた澤井がクロスを入れるも、わずかに高木にはつながらない。ピッチを叩いて悔しがった。
後半44分にはPA手前左から振り向きざまに強い弾道のシュートを放つが、枠を外れた。終了間際のアディショナルタイム2分には、安西とのワンツーから高木が抜け出すもGKに止められる。最後まで運動量を落とさないストライカーにサポーターからは声援が送られた。その後、ゴールは生まれなかったものの、4-1で試合は終了。東京Vユースが勝利を飾った。
「この90分間、本当に終わらないでくれって思ってプレーしてました」。試合後、東京Vユースの3年生たちは口を揃えた。幼い頃から共にボールを蹴ってきた同学年の仲間たちと公式戦でプレーする時間は格別だった。3年生の溢れんばかりの気迫を目前にした後輩たちへ、緑の魂は引き継がれたはずだ。
高校年代最高峰のリーグ戦、高円宮杯U-18サッカーリーグ2013 プレミアリーグEASTは8日に最終節を行った。東京ヴェルディユース(東京)はU-18日本代表候補FW菅嶋弘希のハットトリックの活躍もあり、青森山田高(青森山田)に4-1で快勝した。既にJユース杯では敗退している東京Vユースの3年生にとって、今節が引退試合。故障中のGK長谷川洸を除く3年生の全10人が先発し、4発完勝で有終の美を飾った。
この日の東京Vユースは既にプロ契約を結び、今季のJリーグで6試合に出場したU-18日本代表FW高木大輔が先発出場。今季は始動からトップチームに帯同していた高木にとって、今節が今季のユース公式戦で最初で最後の試合となった。また来季のトップ昇格が決まっている菅嶋、MF澤井直人、MF安西幸輝、DF畠中槙之輔も揃って先発した。下級生では唯一DF小田島怜(2年)が先発に名を連ねた。
試合後、冨樫剛一監督が「開始5分で誰か倒れるんじゃないかと思うくらいだった」と振り返った通り、東京Vユースは序盤から熱く気迫のこもったプレーをみせた。まずは前半11分に主将の安西が先制点。澤井のパスに合わせ、ゴール正面へ走り込むと左足ダイレクトでミドルシュートを叩き込んだ。
前半22分には右サイドを押し込まれると、FW辛島昌幸にシュートを決められ、1-1に追いつかれる。それでも、そこから菅嶋がハットトリックの活躍。失点から6分後の前半28分、高木の右クロスにゴール正面へ詰めていた菅嶋がダイレクトで合わせ、2-1と勝ち越しに成功。同37分には澤井が左クロスを入れると、ファーサイドの菅嶋がワントラップから右足シュートをゴール左隅へ流し込んだ。3-1と差を広げ、前半を折り返した。
さらに後半16分にはカウンターからダメ押しの4点目。DF品田賢祐の左クロスを相手GKがこぼすと、ゴール前へ詰めていた菅嶋が押し込んだ。故障明けのFWが圧巻のハットトリック。4-1と試合を決定づけた。
後半30分過ぎからは、立て続けに高木がみせる。「ラスト15分は足がつりかけていた」というが、それを感じさせない運動量と気持ち溢れるプレーでゴールを目指す。チームメイトたちも久しぶりに共にプレーする高木へボールを集めた。後半30分には後方からのパスを受け、右足シュート。しかしGKに止められた。同35分にはドリブルで仕掛けた澤井がクロスを入れるも、わずかに高木にはつながらない。ピッチを叩いて悔しがった。
後半44分にはPA手前左から振り向きざまに強い弾道のシュートを放つが、枠を外れた。終了間際のアディショナルタイム2分には、安西とのワンツーから高木が抜け出すもGKに止められる。最後まで運動量を落とさないストライカーにサポーターからは声援が送られた。その後、ゴールは生まれなかったものの、4-1で試合は終了。東京Vユースが勝利を飾った。
「この90分間、本当に終わらないでくれって思ってプレーしてました」。試合後、東京Vユースの3年生たちは口を揃えた。幼い頃から共にボールを蹴ってきた同学年の仲間たちと公式戦でプレーする時間は格別だった。3年生の溢れんばかりの気迫を目前にした後輩たちへ、緑の魂は引き継がれたはずだ。