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プレミアWEST、Jユース杯制した神戸U-18MF中井「1年間通して負けないチームに」

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[2.22 NEXT GENERATION MATCH U-18Jリーグ選抜 0-1 日本高校選抜 国立]

 U-18Jリーグ選抜は5回目の「NEXT GENERATION MATCH」で初黒星。前半に失った1点を取り戻すべくボールを動かしながら攻め続け、試合終盤には決定機を連発した。ただ相手の好守の前に1点が奪えず。野田知監督(神戸U-18)は「急造チームで、準備期間が1日しかない中、上手くいかないことのほうが多くて、前半の入りはちょっとまったりした感じになった。ただ、後半はボールを持つ時間も多くなり、チャンスも何度かつくれていたので、あとは決めるだけという状況だったが、決め切れずに敗戦ということで、少し残念な結果になった」と残念がった。

 U-18Jリーグ選抜はこの試合のために招集されたチームで練習期間はわずか1日。それでも2年生中心のチームで3年生中心の日本高校選抜と最後まで熱戦を演じた。この後、選手たちは各チームに戻り、再びライバルとなる。司令塔として奮闘したMF中野雅臣(東京Vユース)は「Jリーグの下部組織でやっているのでみんな上にプロがいる訳ですから、今年から(トップチームに)関われるように頑張ろうという話をしていますし、キャンプに行ったり、みんな頑張っていると聞いているので刺激にして頑張っていきたい」と誓った。

 U-18Jリーグ選抜は昨年の高円宮杯プレミアリーグWESTで優勝し、Jユース杯も制したヴィッセル神戸U-18からMF中井英人ら5選手が出場。この試合でU-18Jリーグ選抜の主将を務めた中井は今シーズンへ向けて「3冠、取れるタイトルは全部取るということを目標にやっているので、小さな大会から最後のJユースまで1年間通して負けないチームにしていきたい」と宣言した。昨年はレギュラーの大半が下級生ながらもタイトルを獲得しただけに今年への期待値も大きい。その中で負けないチームになること。中井は「下級生が力となってくれればチームとしては凄く良いチームになると思う。最高学年のボクらとしてはレベルを上げることも大事なんですけど、下級生の手本となるようにしていかないと下級生もついてきてくれない。ターゲットにされながらシーズンを戦うということはプレッシャーもあると思うんですけど、そのプレッシャーを力に変えて、『去年以上のサッカーを』と言うのは簡単なので、できるように日々の練習から頑張っていきたいです」と目標を掲げた。

[写真]10番・中井を中心に攻めたU-18Jリーグ選抜だったが1点が遠かった

(取材・文 吉田太郎)

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