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決定力に課題残したU-17日本代表を撃沈!U-17新潟選抜FW鎌田がアピールの2発!

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[7.20 国際ユースサッカーin新潟第2節 U-17日本代表 2-3 U-17新潟選抜 新発田市五十公野陸上競技場]

 U-17新潟選抜FW鎌田啓義が2発でU-17日本代表を沈めた。1-1の後半開始から出場した鎌田は6分、左CK後の混戦からこぼれ球を「もう打つことしか考えていなかった。決めることだけを考えて思い切り打つだけでした」と右足で豪快なゴール。さらに17分には「ちょうど目が合って、裏も空いていたのでそこしかないという意思疎通ができていた」とCB大桃海斗からの縦パス一本で抜け出し、GKとの1対1から右足で2点目のゴールを決めた。

 3月のサニックス杯ではU-17日本代表に選出されていたが、今大会は代表チームに挑む立場となった。「日本も上手かったですし、守備する時間が長かったので、チャンスは何回もないと思っていた」という鎌田だが、2本のシュートで見事2得点。「決めるところを決められて勝利できたのは良かった。みんながつないでくれた点だった。良かったです」。U-17日本代表が決定機を活かしきれなかっただけに、この日は鎌田の決定力が際立った。

 小学生時からずっと点取り屋。今大会のU-17メキシコ代表戦では鮮やかなドリブル突破で中央を切り裂くなど、ドリブルからのシュートと決定力がストロングポイントだと自認している。ただU-15日本代表からU-16、U-17代表を“常連”として経験してきているものの、自分が決めるシーンが少なかった。代表チームに合流した際もゴールに絡むことはできているというが、それだけになっていた。だからこそ「代表でも点取ることを意識したい」と誓う。

「もっと積極的にボールを引き出したり、裏へ抜け出したり回数が重要になってくる。そこを増やしていきたい」と課題を口にした鎌田。あすのU-17セルビア代表戦で得点数を伸ばして、代表チームにその存在をさらにアピールすることができるか。「代表戦で点を決めれるというのはアピールになったと思うんですけど、あすの試合も(スタッフが)見ていると思うんで、明日の試合でも決めてアピールしたいです。(新潟選抜として)みんなとやるのはあすで最後。優勝で終われるように、悔いなくチーム一丸で戦っていきたいです」と誓った。

[写真]後半17分、この日2点目を決めた鎌田が祝福に応える

(取材・文 吉田太郎)

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