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[プレミアリーグEAST]過去10試合で1敗の札幌U-18、平川ゴールも3失点で8位後退

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[11.23 高円宮杯プレミアリーグEAST第16節 流通経済大柏高 3-1 札幌U-18 流通経済大柏高G]

 コンサドーレ札幌U-18にとってはミスもあり、悔やまれる敗戦だった。前半はやや押し込まれながらも、トップチーム昇格が内定しているU-19日本代表候補CB進藤亮佑(3年)中心に流通経済大柏高の攻撃を跳ね返し、ゴールを捉えたシュートもGK種村優志(3年)の好セーブによってしっかりと防いでいた。だが、後半6分にミスから先制点を献上。直後の8分にはAFC U-16選手権日本代表のMF菅大輝(1年)のスルーパスからFW平川元樹(3年)が抜け出したが、シュートは流経大柏GK鳥井翔太(3年)に阻まれ、15分に左サイドからパスをつないで平川が右足で放った一撃もGK正面をついてしまう。

 すると、24分に最終ラインで奮闘していたCB泉谷航輝(3年)が2枚目の警告を受けて退場。30分には一瞬の隙を突かれて追加点を奪われてしまう。札幌U-18は後半アディショナルタイムに交代出場のFW山田優介(1年)の左アーリークロスをGKの前に飛び込んだ平川が右足で合わせて1点を返したが、同点を目指して前がかりになったチームは逆にダメ押し点を奪われて1-3で敗れた。

 この試合開始時点の札幌U-18の順位は6位で、3位・鹿島ユースとの勝ち点差3。シーズン序盤こそ出遅れたものの、第6節からの10試合を4勝5分1敗という成績で乗り越え、上位を狙うことのできる位置まで巻き返してきていた。「最初がかみ合わなかった中で、まとまってここまで来た。残り3試合で何とか上位を目指したいなと思っていました」と四方田修平監督が語ったように、初代プレミアリーグEAST覇者は勝って上位でのフィニッシュへ勢いづけたかったが、一瞬の隙が失点につながって8位へ後退。。指揮官は「切り替えるしかない」。次節は勝ち点5差の9位・三菱養和SCユース戦で、引き分け以上で残留が決まる。降格の可能性を最終節まで持ち越さないためにも、まずはプレミアリーグ残留へ力を注ぐ。

[写真]後半アディショナルタイム、札幌U-18はFW平川が追撃ゴール

(取材・文 吉田太郎)
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