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茨城新人戦は水戸啓明が18年ぶりV!

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 平成26年度茨城県高校サッカー新人大会の準決勝と決勝が24日に鹿嶋市の鹿島ハイツスポーツプラザで行われ、水戸啓明高が水戸短大附高時代の97年以来18年ぶり2回目の優勝を果たした。

 水戸啓明はまず午前中の準決勝で明秀日立高と対戦。前半6分にFW鈴木聖矢(2年)のスルーパスからMF石橋祐哉(1年)が左足で決めたゴールで先制すると、突破力のある明秀日立の攻撃を凌いで迎えた後半アディショナルタイムにも、交代出場のFW木村秀人(2年)がGKをかわして2点目を奪い、2-0で勝利した。

 準決勝もう1試合では連覇を狙う水戸商高古河一高が激突。古河一は0-0で迎えた後半2分、大型FW宇都木智也(1年)のシュートのこぼれ球をMF鈴木大樹(2年)が決めて先制すると、25分には宇都木のパスで抜け出したMF中山元稀(1年)が追加点を奪う。水戸商も終了間際に交代出場のFW石塚大輝(1年)が1点を返したが、逃げ切った古河一が2-1で勝った。

 そして水戸啓明と古河一との対決となった決勝は前半、古河一MF石川恵吾(1年)の右足FKと鈴木大のドリブルシュートがポストを叩く。だが、両SBのオーバーラップを交えた幅のある攻撃を繰り出す水戸啓明は28分、右SB鯉渕一樹(1年)が相手最終ラインの背後へ落とした好パスに反応したMF西尾翼(2年)が右足でゴールへねじ込んで先制。さらに38分にはインターセプトからそのまま攻め上がったCB宮野光平(2年)のスルーパスから鈴木が左足でゴールを破る。後半4分にも交代出場のFW渡邊翔哉(1年)が加点した水戸啓明に対し、古河一も中山が自ら獲得したPKを決めて追撃。だが、空中戦で奮闘するMF鬼澤龍汰(2年)や豊富な運動量でチームをけん引するMF坂本信光主将(2年)中心に相手の反撃を封じた水戸啓明は、逆にFW中村優太(1年)と木村のゴールで突き放して5-1で快勝した。

【茨城】
[決勝]
水戸啓明高 5-1 古河一高

[準決勝]
明秀日立高 0-2 水戸啓明高
水戸商高 1-2 古河一高

[写真]優勝を喜ぶ水戸啓明イレブン

(取材・文 吉田太郎)

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