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[DAYS×ゲキサカ連動企画vol.56]仙台育英DF伊藤永久(新3年)_勝利決定づけた自陣からのスプリント

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DAYS×ゲキサカ連動企画「全国のつくしを探せ!」
[3.29 ミズノカップIN香川予選リーグ第1節 仙台育英高 3-1 野洲高 瀬戸大橋記念公園球技場]

 試合最終盤のビッグプレーで勝利を決定づけた。2-1で迎えた後半35分、仙台育英高のDF伊藤永久(新3年)は右サイドでインターセプトすると、逆サイドのMF稲本光輝(新2年)へ展開する。そして「前誰もいなかった。行くしかないと思いました。せっかく前で取って、前向きだったので体勢も良かった。そして(櫻井)敬正しか前にいなかった。ひとりでは難しいけれど、2人だったらどうにかなるかなと」と自陣から全力のスプリントを見せた。

 一気にPAまで走り切った伊藤の下へ稲本からピンポイントのクロスボールが入る。それに反応した伊藤はファウルで倒されてPKを獲得。苦しい時間帯で見せた伊藤の素晴らしいランニングによって生まれたPKをFW櫻井敬正(新3年)が決めて勝利を決定づけた。

 伊藤はこの日、3バックの中央で先発した前半は野洲のドリブル対応に苦しんだ。「(宮城県内のドリブルチーム)聖和(学園)と結構似ていて対応するのが難しいですね」と振り返る。だが、後半、本来の右DFのポジションに移ると、持ち味である前での潰しが効果を発揮。相手の攻撃を食い止めると、最後に勇気を持って最前線まで駆け上がり、大仕事を成し遂げた。

 城福敬監督も「後半は伊藤が向こうの選手をバシッとブロックして、最後の時間帯でああやって走るという。よく頑張ったなという気がします」と評価。DF吉田麻也やDF今野泰幸が憧れと言うDF伊藤がその堅守と走りで強豪・野洲高撃破の立て役者となった。

(取材・文 吉田太郎)

 『DAYS』は、何の取り柄も特技もない少年・柄本つくしが、サッカーの名門・聖蹟高校に入部したことで始まる灼熱×感動×奇跡の高校サッカー漫画だ! 現在、週刊少年マガジンで連載中。
 そして今回、柄本つくしのように、“泥臭くチームのために献身的に走る”全国のサッカープレイヤーを応援していく企画がスタート! 各地の高校世代のゲームの中から、毎週つくしに負けない“熱さ”を持った選手をピックアップしていく。全国のサッカープレイヤーは要チェックだ! 次の“つくし”はキミかもしれないぞ!!

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