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[プリンスリーグ東海]先発のチャンス活かした2年生、静岡学園はMF若山が先制ゴール

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[9.12 高円宮杯プリンスリーグ東海第13節 磐田U-18 1-6 静岡学園高 安久路]

 静岡学園高は2年生MF若山修平が先制ゴールを挙げた。「きょうは思い切りやろうと思ってやりました。攻撃的に行きました」というMFはボランチの位置から積極的にPA周辺での攻撃に絡んでチャンスメーク。前半12分にMF旗手怜央のスルーパスから「流し込むだけでした」と右足で磐田U-18ゴールを破る。

 今春から3バックの右サイド、ボランチ、トップ下で先発を経験してきた万能型MFはミスで消極的になってしまっていた部分もあり、最近は先発を外れていた。それでもこの日は「遠慮せず思い切り自分のプレーをすること」「ボール持って、仕掛けて、最後スルーパスとかシュート」を意識して、同じく先発のチャンスを得た2年生FW稲葉章将らとともに快勝に貢献した。

 大阪のErba FC時代はパサー。だが静岡学園進学後に日々のトレーニングでドリブルを身に着けて武器と言えるものにしてきている。一方でこの日、ベンチからは守備時に厳しくチェックに行くことを繰り返し指摘されていた。本人も「ちょっと距離あけてしまうのでそこを詰めてボールを奪えるようにしたい」と課題を口にし、川口修監督も守備に加えてより、中央での崩しの部分の向上を求める。

「目指しているのはイニエスタとかです。パスも出して自分のリズム作ってドリブルで仕掛けて攻撃つくる選手になりたい」と若山。この日、訪れたチャンスをひとつものにしたMFが先発定着へアピールを続ける。

(取材・文 吉田太郎)
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