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日本高校選抜FW深見、駒澤大高から初の欧州遠征メンバー入りへ意欲

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[2.20 NEXT GENERATION MATCH U-18Jリーグ選抜 1-1 日本高校選抜 日産ス]

 駒澤大高のFW深見侑生が日本高校選抜の欧州遠征メンバー入りへ意欲を示した。駒大高は今冬の全国高校選手権に5年ぶり2回目となる出場。前回大会のベスト16を上回るベスト8という成績を残した。阪南大高との開幕戦で先制ゴールを決めた深見は前線で身体を張るストライカーとして、また後半にはSBを務めて試合を締める役割も。準々決勝の東福岡高戦では、負傷者の影響によってCBで先発出場したが、身体を投げ出してのスライディングタックルなどで優勝校の強力攻撃陣に食い下がり、0-1の接戦を演じてみせた。

 その万能性も評価されて大会優秀選手に選出。選考合宿を経て21名の日本高校選抜メンバーリストにも名を連ねた深見は、18名の欧州遠征メンバー入りへ前進している。駒大高では5年前に主将としてチームを牽引したCB大畠一馬が日本高校選抜候補に選出されているものの、惜しくも欧州遠征メンバー入りを果たせず。今回、深見が欧州遠征メンバー入りを果たせば、同校史上初の快挙となる。

 深見も「ここで行けたら駒大の歴史に名を刻める」と意欲。アピールチャンスのひとつだったこの日のNEXT GENERATION MATCHでは後半22分から出場して前線で攻守に奮闘した。今後はFWとしてチャンスを伺いながら、最も得意とするSBやCBでプレーする準備もしていく。そして18名入りを勝ち取ることを目指す。

 主力の半数以上を残す駒大高の後輩たちへ向けて、前主将の深見は「(都内)4冠をまず狙ってほしい。そして選手権でベスト4の壁を越えてほしいし、優勝はもちろん狙ってほしい。ポンと1回行くのは簡単だと思うんですけど、翌年続けて行くのは難しいと思う。注目されると思うんですけど謙虚な姿勢でやってほしい」。自身は大学で本格的なプレーを続けるかどうか、時間をかけて考えながら決断しようとしている段階。まずは、高校選抜欧州遠征メンバーを懸けた争いで生き残ることに集中する。

(取材・文 吉田太郎)

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